2013年9月6日金曜日

月例「弾く会」

今日も毎月のお勉め。魔女が6人。演し物はシューベルト、バッハ、ラベル、モーツアルト、ヴィヴァルディ。3人のピアニストは私の同級生で、学生時代からずっと良きライバルとしてしのぎを削ってきた。お互いに我が侭を言いながらも、尊敬し合っている。調子が悪くなれば親身に心配し、上手く弾いたときには本気で褒める。すてきな友人達。今日はもうすぐ本番を迎えるSさんが、シューベルトを暗譜で素晴らしく弾いた事を褒める代わりに、「あなったって可愛くないわね」と毒付くNさん。これは本当は最大の褒め言葉だということを皆良く知っている。何年間も毎月励まし合いながら切磋琢磨して来たので、この先もさぼることが出来ないのは辛いけれど、このグループに入って毎月どんな形でも一曲弾いて専門家に聞いてもらえるのはありがたい。私は来年弾く予定の曲が果してどのくらい弾けるかを試したかったので聴いてもらったら、是非弾くようにと皆さんからお墨付きをもらった。上手く弾けたからではなく惚けないようにとの親心とはわかっていても、励まされると「よし、やろう」という気になるのが恐ろしい。おっちょこちょいだから、こうして人にのせられてジタバタしながら生きてきた様な気がする。たいてい本番間近になると、私はなんでこんな面倒なことを引き受けてしまったのかと臍を噛む。わかっちゃいるけどやめられない。♫あ、ほれ、すーいすーいすーだっららたーすらすらすいすいすーい♫。この歌知ってるって?おや、あなたも古いね-。

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