2014年3月1日土曜日

甘やかさないで

歳をとってみてよく分かったことは、自分で元気になっていかないと、どんどんダメになっていくということ。
歳をとって、まわりに思い遣りのある人や家族がいて甘やかされると、それに乗じてつい楽する方に走ってしまう。
そうすると、どんどん機能が衰えていく。
私は自分で自分を甘やかし放題だから、他人から刺激されることがなければ、どんどんナマケモノになっていく。
幸いなことに私の周りには年上の人達がまだ頑張っているから、その姿を見てなんとか頑張る。
それと若い人達が周りにいるのが幸いしている。
彼らの前では背筋を伸ばして、お手本になるような生き方をしなければいけない。
先生と呼ばれるのは好きではない。
ただ先に生まれて、先に技術を習得して、それを伝えるだけの仕事だけれど、やはり言うことを聞いて学んでもらうためには、それなりの尊敬を勝ち取らねばならない。
きちんとした物がなければ伝えることは出来ない。
どんどん技術が良くなっているのに、旧態依然とした技術しか伝えられなければ、先生とは呼ばれない。
年上というだけで、尊敬しろと言うのは無理がある。
体が弱ければ話は別だが、今時の年配者は皆すごく元気で、むしろ働き盛りの中年族が仕事のしすぎで疲れている。
時々電車で席を譲られるとせっかくだから座るけど、なんだか気の毒で落ち着かない。
歳をとれば体は劣化するのは当たり前。
それでも心がけ次第である程度の水準は保てるように努力している。
筋トレもその一つ。
歩くときにもダラダラ歩かず、できる限りの早足で歩く。
なるべく人と話す。
猫との対話もいいけれど、ちょっと猫語が不自由なのでなかなか会話が成り立たない。
少し難しいことに挑戦する。
時々リズムの難しい新しい曲を練習する。
この年で今更なんて言わない。
重い荷物も手に負担がかかりすぎなければ、自分で持つ。
先日若者達とスキーに行ったときに、親切な人達ばかりだから荷物を持ってくれようとする。
それはお断りした。
自分で荷物が持てなかったら、もうスキーは出来ないと思わないといけない。
旅行もツアーでなく、なるべくなら自分で計画して行く。
チベットに行った時は一人でガイドを雇って旅をした。
ツアーで行った旅行は殆ど覚えていないが、個人で行くと緊張しているから、記憶も鮮明。
パソコンの師匠もビシバシと新しいことを仕込んでくれる。
私1人だったらこんなブログ一つ出来なかっただろう。
どんどん課題を与えられて、ここまでパソコンを楽しむ事が出来るようになった。
新しいことに挑戦するのが大好きなので、いつもわくわくしていられる。
未だに人前で演奏しているのもアンチエイジングの最たるもの。
この刺激はどんな薬も運動も及ばない。
ステージで自分が演奏しているのを、数百人の人達が見て聞いているのは、激しく緊張するけれど、この上ない幸せでもある。
早く仕事を放り出して楽して遊びたいと夢見ているのに、いざそうなったらぼんやりして一気に老け込んでしまうか、その反対に蘇るか、どちらかしら。
緊張が解けて胃や腸がすっかり楽になって、お肌スベスベなんてことを夢見ているのだが・・・






















2 件のコメント:

  1. チベットにいったことあるんですか! それはすごい。
    nekotamaさまはほぼ毎日ブログを更新している、それだけで、ナマケモノの私から見たら尊敬ものですよ。 
    その調子でブログ続けてくださいな。楽しみにしてますから。

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  2. 青蔵鉄道に乗りたくて行きました。
    元気の良い中国人の女性ガイドとの二人旅。
    彼女はなんでも「大丈夫」・・・それで高山病、あはは。
    おもしろかったです。

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