地域毎に花粉量が色分けされている画像は、関東の殆どの地域が量の最大を表す赤色に塗られている。
それを見ただけで、鼻がむずむずする。
つい1週間程前、喉がヒリヒリするので耳鼻科に行った。
風邪のひき始めかと思ったら、先生は「これは花粉だね。薬のんでよ」と言う。
いやだと言っても聞き入れられず、薬を処方されてしまった。
もらってきたからには仕方が無く呑みはじめた。
次の朝、いつもは寝起きの良い私が起きられない。
ノラにエサをやらないといけないから、やっとの思いで起き上がるが、フラフラする。
体の具合が悪いのかと思ったけれど、眠い以外の症状は出ていない。
そこで気が付いた。
花粉症の薬!寝る前に呑んだっけ。
その日から毎日眠くてたまらない。
もうすぐ古典音楽協会の定期演奏会だから、練習が佳境に入っているはずなのに、楽器を手に取ってもぼんやりしている。
これが花粉シーズンの間中続くかと思ったら、うんざりした。
普段は短い睡眠でも寝起きが良くて、昼寝は殆どしたことが無いのに、今日は昼寝をしてしまった。
しかも明るい部屋でソファーにちょっと横になったら、すぐに眠れる。
最近、それほど疲れることはしていないから、これは薬のせいに違いない。
今から20年程前、ある朝布団の上に起き上がったら、鼻から透明な液体がつるーっと落ちたのはその始まり。
顔は痒い、鼻はむずむず、ひどいときには熱を出す。
それ以来鼻の奥をレーザーで焼く手術をしたり、マスク、帽子、ゴーグルを必ず装備して外出するなどしていたけれど、今年は皮膚炎まで起こしてしまった。
外出すると、肌にかゆみが出て赤くなり、しばらくしないと治まらない。薬に頼ることとなったけれど、シーズン中ずっとこんなに眠いとなると、演奏に差し支える。
ついに薬と訣別する決心をした。
昨夜は薬を飲まなかった、というより、飲むのを忘れた。
上野の東京文化会館でリハーサルがあって、帰宅は深夜。
いつもは7時の夕飯後は一切物を食べないけれど、リハーサルのストレスからか、お腹が空いて食べずにはいられなかった。
ワインも飲んでそのまま眠ってしまった。
今朝目覚めが良いのは、薬を飲まなかったせいだと気が付いた。
しかし、くしゃみが・・・
さあ、どうする。
我慢するのは眠気かくしゃみか、さあさあさあ。
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