ネットを見ていたら「猫侍」という映画の宣伝が出てきた。
練習も煮詰まってきて、なにか集中力を欠くので、気晴らしに行ってみるか、ふと思った。
水曜日はレディースデイで1000円で見られる。
そうでなくても1000円で・・・ま、その辺はいいか。
寒くもなく暑くもなく、風も弱い。
マスク、ゴーグル、帽子の花粉対応3種の神器を身にまとい、颯爽とママチャリで出かけた。往復1時間、良い運動になる。
私はいつも通路を上がって行った正面の、一番後ろの席を選ぶ。
いざという時に逃げやすい。
前に席がないから座高の高い人に邪魔されずに見える。
今回もネットで座席指定をしようと思ったら、前日なのに全く座席の予約が入っていない。
もしやこれは、お一人様独占かもしれない。
期待して行ったら、なーんだ、いっぱいじゃないですか。
水曜日はほとんど女性客かと思っていたら、男性も随分多い。
というか、時々フラッと映画を見に行くと、平日の昼間は閑散としていることが多い。
特に男性の姿は少ない。
ところがどうしたことか、今日はかなり男性の姿が見える。
筋書きは他愛もない。
100人切りと言われた浪人者がニヒルに登場。
それに猫好きの親分と犬好きの親分の争い、敵討ちなどがからまってドタバタ、ドタバタ。
でもここに見に来ている誰もが、そんな筋書きを期待してきているワケでは無いことはすぐにわかった。
最初に猫が登場した途端、隣の席の男性が「うふふ」と笑った。
いささか不気味。
でも私も同時に笑ったから、おあいこ。
別にどうという面白みはないのに、猫が登場する度に、客席がどよめく。
結局映画が面白いわけではなく、皆猫を見に来ているのだ。
それでもテレビで見るよりも劇場で見ると数倍面白い。
映画で見ると見慣れた俳優達もとても素敵に見える。
気になったのは玉之丞という名の白猫が、終わりの方になるといつも半睡状態で不機嫌そうな顔をしていること。
もしや、安定剤なんか飲まされていないかと心配した。
チャンバラの最中でもトロンと抱っこされたままは不自然でしょう。
動物を使って映画を撮る時は、随分動物は辛い目に遭うのではないかと思う。
特に犬と違って猫は言うことをきかないから、どうやって撮っているのかな。
玉之丞が出て来る度に、うちのタマサブロウと比べてしまう。
うーん、やっぱりうちのタマはハンサムだ。
うちのタマは日本猫。玉之丞は洋猫ミックス又は純粋洋猫。
江戸時代なのに。
浪人が玉之丞の顔を見ると、猫がウインクをする場面があって、隣のお兄さん大受け。
こんな平日昼間から、猫(の映画)見て喜んでいる若者が居るのが驚きだった。それも大勢。
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