2014年7月3日木曜日

猫に小判(dtab)でハリポタ再開

ようやく原書で5巻まで読み進めてきたのに、目がよく見えなくなって挫折したハリー・ポッター。
目が悪くなったこともあるけれど、巻が進むにつれて本の字が小さく、単語も複雑になってますます見えにくくなったのが原因で、途中ギブアップしてしまった。
半分諦めていたけれど、私のPC師匠が又、助けてくれた。

まず、字の大きさが変えられるのでdtabを購入、そこにハリー・ポッターの英語版をダウンロード。
師匠はダウンロードのやり方についての説明動画を何種類も作成して私に送り、至れり尽くせりだったのに、結局私はアンニャモンニャで、彼が最終巻までダウンロードする羽目になった。
私を教育するつもりが、結果としてはご本人だけが忙しい思いをするという不幸を嘆く間もなく、次々にトラブルを引き起こすクライアントに手こずっている。
もう面倒見ないと何度も宣告しながら、完璧主義が邪魔して見放せない師匠。
置いていかれたら、私のパソコン人生真っ暗闇なのだ。

読書の再開のために、以前の英語の先生にメールをした。
イギリス人のヴァイオリニスト、ルースさん。
メールを出してからなんの返信もなく、もう見放されたかと諦めていたら、2週間ほどたってから返事が来た。
彼女はちょうどイギリスに帰っていて、メールを見ていなかったという。
思いがけないほど喜んでくれて、早速再開のつもりがなにかと忙しく、私の都合で7月からに決定。
今日第1回目のレッスンとなった。
彼女の仕事の都合で、レッスン場所がいつも変る。
今日は川崎ミューザの楽屋。

照明が暗くて、前の時にはよく見えないで泣かされた。
今回は字が拡大できて、画面が明るいのでバッチリ見える。
良く見えると、意味まで良く通じるというのがわかった。
前は本の小さな字を追うので精一杯。
でも今回は大きな明るい画面で見ると、単語が少々分からなくても、全体の意味がつかめる。
これは思ってもみなかった収穫だった。
頭痛もしなくなった。
読んでいて楽しい。
張り切ってレッスンを受けに出かけた。

ルースさんは日本人より大和撫子で、控え目な優しい人だが、段々私が読めるようになってきた頃、やはり先生としての欲が出てきて、もっと早くもっと正確にと彼女自身の頑張り屋さんの面が表に出てきた。
どうも楽器を弾く人は、がんばり過ぎる。
私はいつも軟弱で、途中で目が見えなくて頭が痛くなると、ここまでと言ってやめてしまうのに不満があったようだ。
読んでいる内に行が揺らいできて、段違いをしたり、それは大変だったのだ。
今度はもう大丈夫、これで見えなかったらおしまい。
しかも本でないから書き込みが出来ないと思っていたら、ちゃんと書き込みまで出来る(らしい)。
まだ試してないけれど、技術の進歩は素晴らしい。

ところがそれを使いこなせない人がいる。(誰?決まってるじゃない)
川崎ミューザの東響練習所、早めにいって英語の練習をと思ったらwifiが接続できない。
パスワードを何回も入れ直す。
とうとう諦めてせっかくの大きな文字は夢と消えた。
本の小さな文字と格闘してやっとレッスンが終ったとき、ルースさんが「もしかしてミューザのパスワードを入れたらどう?」
舞台袖にパスワードが表示されているのを見つけて、やってみたら・・・つながった。
早く気が付けばこんな苦労しなかったのにい~。
頭がガンガンする。
器械に強い人には常識なのに、私みたいな器械音痴にはとてつもなく難しいことがある。
以前生徒から「弦って張り替えるものなんですか?」と訊かれてびっくりしたことがある。
私にとっては常識でも、彼女には考えもつかなかったらしい。

家に帰ってもう一度接続したら、ちゃんとつながる。
ふん、馬鹿にして!
使いたいときに使えない。
猫に小判、ブタに真珠とはこのことだった。












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