2014年7月27日日曜日

恒例「弾く会」も夏ばて気味

毎月ピアニスト3人、ヴァイオリン、ヴィオラ各1名、時々ソプラノが加わっての恒例の「弾く会」
改築が終ったOさんのお宅に集まることが多い。
昨日も杉並の素敵なお宅にお邪魔した。
ところがなんとしたことか、肝心のOさんが演奏しないと言う。
このピアニスト3人は学生時代から、優等生街道まっしぐら。
未だに牽制し合いながら切磋琢磨している間柄なので、よほどの事が無い限り不参加はありえない。
どうしたのだろうか。心配している。
ピアノを弾くような激しい運動をすると、息が苦しくなってしまうそうなのだ。

去年は家の改築で本当に忙しそうだった。
物事なんでもキッチリとしないと気が済まない人だから、隅から隅まで行き届いたお部屋になった。
お宅に伺うと、こんな部屋があったらいいなあと、ため息が出そうなくらい素敵に仕上がっている。
改築が終った頃は、これでやっとピアノが弾けると張り切っていたのに、去年の疲れがでてしまったのかしら。
検査をしても、取り立てて悪いところはないらしい。
ちょっと痩せてしまったようだ。

家を作ることは、激しいエネルギーがいる。
私のように親任せで、改築の間住むマンションまで用意してもらって、行けと言われれば行くし、戻れと言われればもどるなんて、あなた任せでいられればそれほどの負担にはならない。
しかし、彼女はお宅全体が美術品で埋まっていて、それらに囲まれて育っているように、大変趣味の良いお宅のお嬢様。
どこまでも美しい物を要求するし、すごく繊細な人だから何一つゆるがせに出来ない。
いつ行っても掃除が行き届いていて、チリ一つない。
お茶や御菓子も高級な趣味の良い食器で出される。
私のように、紙コップと紙皿なんて失礼なことは絶対しない。
うちではキャンプ用の折りたたみテーブルに、紙コップ、紙皿、そしてご丁寧にゴミの袋までぶら下がっていて、使用済みのものはゴミ袋に放り込んでもらう。
御菓子も買ってきた包装そのままだったりして。

育ちかたによってこうも違うものなのか。
私も家を建て直したとき、これからはちゃんと質の良い食器だけ、少しずつ買い求めようと思った。
手始めにボヘミアのワイングラスを手に入れて大層気に入って使っていた。
我家に大勢人が集まってきたときそれを出したら、酔っ払いが見事落として割ってくれた。
私は激怒。
なにもそのグラスを狙ったように落とさなくても・・・
未だに腹が立つ。
グラスの中でもとりわけ気に入っていたので、暫く落ち込んだ。
それ以来、お酒が入る席では紙製品、又は百円ショップ製品のみとなった。
Oさんは決してそんなことはしない。
それは彼女の美学が許さない。
もう少しいい加減にすればいいのにと思うのはこちらの勝手で、私の様にがさつに振る舞うのは、育ちの良い彼女には金輪際出来そうもない。
急に暑くなってきたこの頃、それも堪えているのかも。
同い年、明日は我が身だけれど。























2 件のコメント:

  1. 自分の城を得たときは徐々にいい食器を集めてなどと思ってましたが、そのうち食洗機おまかせ生活に入ってから、考えがかわりました。 食洗機の中で食器を動かしているうちに、食器に欠けがでてしまって。 割れやすい食器なんて、働くわたしの味方ではない! 今はヤマザキの白いお皿(割れにくい!)、集めてますよ。

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  2. でも紙皿、紙コップはないでしょう。
    自分でもひどいと思いますが、けっこう皆さん居心地よさそうなので許してもらっています。食洗機使ったことがないのですが、食器が割れるのでは、大切な食器は洗えませんよね。

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