1時期、ファミレスでは過剰なばかりのマニュアル通りの応対がされて、鬱陶しかったものだった。
ところが昨日行ったファミレスはなんだか世も末といった感じ。
夕方、普通は家族連れでいっぱいになるはずの店はガラガラ。
月例「弾く会」を終えて、いつもはOさん宅の近所の中華料理を食べに行く。
ところが今回は予約が取れなかった。
このお店は駅からも遠く、普通の住宅街の中にひっそりとあるのに、客が引きも切らない。
私たちはいつも開店と同時に入るのだが、ほんの少しの時間であっという間に満席になってしまう。
15人入れるかどうかという小さなお店。
店主がたった独りで調理している。
素材の良さと味付けの絶妙さで、一度行ったらやみつきになる美味しさ。
知る人ぞ知る名店として、ご近所から家族連れが集まってくるようだ。
ご主人は愛想もなく、時々呼んでも気が付かないほど料理に集中している。
感じが悪くはないが、独りで切り盛りするので、客と話す暇も無い。
そのかわり、とびきり美味しい物が早々と出て来る。
しかも安い!
そんなお店がOさんの家から歩いて3分くらいの所にあるのは、すごくラッキーで、だから「弾く会」の会場も、決まってくる。
ところが今回は他のグループに貸し切りで、あぶれた私たちは仕方なくファミレスに行くことにした。
夕飯には少し早めだったけれど、ゆっくり出来るからいいかなと思って注文を始めた。
どのメニューもあまりにも盛り沢山過ぎて、ご飯物にお蕎麦が付いていたり、ご飯の量も多すぎる。
私たちが育った頃は、ご飯は残してはいけませんだったから、ご飯が多い時には少なめにしてもらう。
しかし、そのお店ではガンとしてご飯の量は少なくしてくれない。
食べきれないほどの量だから残したらもったいない。
なにも多めにしてほしいと頼んでいるのではない。
最近どこのお店だって、最初に言えばご飯は少なくしてくれるのに、全く受付けてくれない。
それで結局全員ご飯は半分以上残す事になった。
ほんの少しの手間を惜しんで、食料を粗末にすることになる。
有名チェーン店だけど・・・ねえ。
その上、スプーンだけついていて茶碗蒸しがついていないとか。
1人だけ違う料理を頼んだ人がいて、トレイにスプーンが載っているのを不思議に思ったその人が「このスプーンはなんのため?」と訊くと、あわてて茶碗蒸しが届いた。
食後のコーヒーはものすごくぬるくて、よそで飲めば良かったと後悔した。
その後暫く談笑して時間が遅くなっても、まだ店は半分も埋まっていない。
ああ、そろそろ末期的症状なんだなと思った。
最初メニューのことを質問しても、ウエイトレスはなにも答えられない。
そのあたりからちょっと変だと、気がつくべきだった。
金曜日の夕方、幹線道路に近く駐車場も完備、それなのに閑散としているのは、このサービスではと納得した。
チラシご飯の具もひどく貧相で、おまけに私の物にはわさびが付いていない。
これだけやられると、笑うっきゃないって感じ。
もう2度目はない。
こんなことしていて、存続可能なのか。
日本全国、どこにでもあるチェーン店だから、この店だけ酷いのか、それともどこの支店でもこんなものなのか。
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