2014年7月15日火曜日

胸の痛み

胸が痛む。
恋をしているとか、悲しい思いに泣いているとか言うのではなくて、おっちょこちょいでこうなってしまった。
もうひと月経つのに、まだわずかな痛みが時々ぶり返す。
大きな段ボール箱を車のトランクから出して、足元が見えないで一歩前に踏み出したら、車の左側にはみ出していた車止めにひっかかった。
それというのも最近空間認識というのかしら、物の距離感が大分鈍くなっているようで、バックで車庫入れが下手になった。
その時は車がずいぶん右に寄っていて、停めたときにそれは分かっているのだから、当然コンクリートの車止めの左側は、だいぶ露出しているのは分かっていたはずなのに。なのに、なのに。
したたかに胸を打った。
以前スケートリンクのコーナーを格好良く曲がろうとして体を傾けすぎて転び、肋骨にヒビが入った時もひと月以上痛みが持続したから、今度もそのくらいは覚悟していた。
肋骨の方はまだしも胸と言うのは厄介な物で、ここが筋肉の中心から外側に広がるところだから、かなり重要拠点というのが良くわかった。
なにをするにも、例えば腕の上げ下げ、重い物を持つとき、腹筋を使う時、歩くときでさえ常に関係がある。
始めのうちは多寡をくくっていた。
どうせ、1ヶ月かかるなら、多少の痛みは無視しようと。
転んで数日した時、予約してあった整体に行った。
中国人の先生に良く事情を説明した。
背中を押すのはやめてほしい。
肩から下は腰まで手を触れないで欲しい。
治療は肩、腰、足に限定。
先生はニコニコして、わかりました。
始まったら全然分かっていないことがわかった。
背中を押すから、ダメ、押さないでと言うと、筋肉をつまんで引っ張る療法に変ったけれど、筋肉をつまむときグイと力が入るからやはり背中は押される。
だからあ、背中は手を触れないで、と言うと、痛い?と訊く。
痛いから言ってるのに。
ちょっと油断していたらけっきょく背中を押されてしまった。
それでどうなったとかはないけれど、3日ほど治りが遅くなった気がする。
この整体院は良い先生が揃っていて、皆手抜きをしない。
それが今回アダとなったか。
それで次の予約も取り消して、筋トレも休み。
体が鈍ってきた。
精神もドヨーンとしてきた。
そろそろ活動を始めたい。
幸いヴァイオリンを弾くにはなんの差し障りもない。
これで痛むようなら、大手を振って練習がさぼれるのになあ。

今日はハリー・ポッターの原書講読レッスン日。
重たい原書、電子辞書、そして字を拡大出来るようにハリポタをインストールしてあるdtabなど、午後からは「兵士の物語」の練習が入っているのでヴァイオリンと楽譜。
かなりの重量の荷物があって、これが持てなければ社会復帰はまだ難しいと思っていたけれど、殆ど痛みはなくなっていた。

筋トレの予約を入れようかと思ったけれど、もう少し様子を見ようと思ったら、やはり無理がたたって、今微かに胸が痛む。
恋の悩みはまだ暫く癒やされないようだ。



























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