2014年12月12日金曜日

ロンドンアンサンブル公演

澁谷の伝承ホールは満員御礼!
立ち見が出るのではないかと心配するくらい,空席を探してうろうろするお客さんが見かけられた。
それでも全員なんとかイスを確保したようで、両脇のテラス席?のようなところまでぎっしりと埋まった。

一曲目のバッハは、古楽器風の音で始まった。
去年もそうだったけれど、モダン楽器で古楽器の音を出すのは難しいと思うのに、ヴィブラートを極力排除して中膨らみの様な音の出し方で表現していた。

そこからモーツァルトのピアノトリオ、ウエーバーのフルートトリオ、そして大人気のトーマスがピアソラで休憩。
2部はリチャードが日本の袴姿で尺八を吹き、圧巻はタマ-シュの弾くサンサーンス「序奏とロンドカプリチオ-ソ」
日本人でも、この難しい曲をなんなく弾ける人は多いかもしれない。
けれど、タマ-シュの演奏はやはり血の中にヴァイオリンという楽器が流れているとしか思えない、多彩な音色、ニュアンスの見事さ、これは残念ながら日本人にはまねの出来ないものがある。

マーラー「アダージエット」最後の「カルメン」
そこで友人の絵美さん登場。
タンバリンを一所懸命叩いて居る。
冗談にカルメンなんだからフラメンコの衣装でも着たら?と言ったのだが、地味な黒いドレスで登場。
決して羽目を外さない彼女らしい。
私ならバラの花を咥えて出て行くのに。
いや、私は猫だから今の季節サンマを咥えて・・・あはは。

終ってから一緒に聴いていた友人のHさん(この人も美智子さん)とアマチュアチェリストU子さんとキリンシティーでビールで乾杯。
私は運転するのでジンジャーエール、トホホ。
そこへ遅れてヴァイオリン制作者のSさんが登場。
彼は、先日私の楽器の駒を取り替えてくれたので、楽器は絶好調。
本人まあまあなのが残念!
彼は世界の名だたる人の名器を扱っている。
その彼が私の元同僚だったTさんと家族同然の付き合いだそうで、話が盛り上がった。

そうこうしているうちに真夜中になって、すぐ近くの居酒屋にいていつまでもグズグズ飲んでいるトーマスとタマ-シュをしょっ引いて車に乗せ、猛スピードで宿泊先に送り届けた。
今日は東神奈川のかなっくホール、マチネーで演奏するのだから、ちゃんと寝なければいけない。
だんだん母親の気分になってきた。

彼らは別れ際に又会えるよね?と訊いたけれど、たぶんと答えておいた。
毎年、トーマスは一緒に箱根に遊びに行ってから帰るのに、今年は事情があって早く帰ってしまう。
ほんとうはどうなんだろうか。
会えるのか会えないかは神様しだい。
来年も彼らと再会できれば嬉しいけれど。













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