2014年12月14日日曜日

投票日

規則は破るためにあると思っているけれど、私が唯一真面目に守ってきたのは、選挙の投票。
私の場合は、野党を強くしたいという目論みでするのだが。
最近まで自民党がずっと政権を持ってきて、その目に余る杜撰な政策のお陰で年金は破綻、一部ゼネコンだけが潤い、職にありつけない若者が世に溢れ・・・そこに風穴を開けたのが民主党・・
やれやれ新しい風が吹くと思ったら、これがとんでもなく無能でやることなすこと失敗続き。
というより、民主党は気の毒に運が悪かった。
政権を奪取したまでは良かったけれど、その後の大震災、原発事故と重なり、表立つ事に馴れて居なかったために、右往左往して結果は自滅。
初めのうちは颯爽としていたけれど、言うことがなんだか中学生レベル。
学級委員が話しているようで、皆さん廊下を走らないようにしましょうレベルのやりとりを聴いていてうんざりした。

プロの政治家と言える人がいない。
ちょっとテレビで顔を知られて選挙に出て、当選したような人たちは、国政がどんなものかはご存じない。
勿論私も知るわけない。
その私ですら、ん?と思う程度の低さにはまいった。

政治の世界は不思議で、明らかに犯罪といえる罪を犯した人が、のうのうと再度復り咲く。
世間の人はこんな犯罪者にも再び投票するらしい。
普通は嘘をついたら、舌を切られるものなのに。

それでいつも絶対にそういうことのないように、たった1票であろうともおろそかに出来ないから、絶対に棄権しない。

ところが、長年かならず投票に行っていたのに、最近棄権してしまったことがある。
前日までは覚えていた。
当日の朝も今日は投票日だと、分かっていた。
それなのに、気が付いたら投票時間が過ぎていた。
なにをしていたかというと、思い出せないけれど、格別忙しい日でもなかったような気がする。
ほんとうにショックだった。
投票をしなかったこともだが、すっぽり頭からそのことが抜けてしまったことが1番こたえた。

政治にさほど関心も知識もないけれど、やはり自分の国の行方がもし自分の1票できまるなら、絶対に参加しなければいけない位の責任感は持っている。
それなのに、その権利あるいは義務を忘れてしまうとは。
今回はいつも目につくようにと、投票用紙を食卓のずらりと並んだ酒瓶の間に挟んである。
お酒に手を伸ばす度に目につくからよもやと思うけれど、いよいよ怪しくなってきた脳みそが、それすら見逃すかも知れない。

昨日の夜、酒瓶から移動して、譜面台に投票用紙を載せて置いた。
ここなら必ず一番最初に見るから。
それが良かった。
今朝も投票のことをまるで忘れていた。
危うくなってきたなあ。
高齢化社会、悪気でなく忘れる人が多くなっているかも。

















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