2014年12月2日火曜日

ベートーヴェンのソナタ

今日はピアニストのSさんが来てベートーヴェン「ソナタ7番」を合わせた。
ずっとベートーヴェンを合わせてきて、残ったのがこの7番と6番。
他のソナタは色々なコンサートでもオファーがあるけれど、7番のソナタはそうそう選んではもらえない。
大抵「スプリングソナタ」「クロイツェルソナタ」をと言われて相当な回数弾いているけれど、7番は注文なし。
学生時代に友人とちょっと遊んでもらったくらい。
6番に至っては、譜読みすらしていない。
とにかくベートーヴェンを全曲弾いておかないと、あの世でベートーヴェン様にお目にかかった時に、「ふん!」といわれそうな気がする。
幸いSさんは大のベートーヴェン好きで、ずっとシリーズで合わせてもらえるのがありがたい。
私はモーツァルト命でベートーヴェンは非常に苦手だけれど、避けて通るワケにはいかないので、やっと最近やる気になった。
残すはあと6番だけまでに漕ぎ着けた。
さて7番の形がついたら、どこかで猫以外の生き物に聴いてもらわないと終った気がしない。
丁度わが「雪雀連」の忘年会コンサートが28日に決まった。
それならそこで弾かせてもらおう。
ギャラなしには目をつぶって、会費を払ってでもという涙ぐましい演奏家魂。

この忘年会コンサートは雪雀連の恒例で、毎年行われる。
最盛期には70人越えるメンバーがいたこの巫山戯たグループも、高齢化でお隠れになった方や、現世の苦痛をすっかり忘れてパラダイスにいる人などもいて、いまや減少の一途。
一時はレストランを借り切って、盛大に催されていたけれど、
今年は果してどれだけ人数があつまるか分からない。
それでも山田会長は、どうしてもこれがないと年が越せないと宣う。
会場は、門前仲町シンフォニーサロン。www.symphonysalon.com/
40名のキャパのスタジオが借りられた。
ピアノはスタインウエイだから音は満足できそうだし、7番のソナタを1度でも演奏できればうれしい。

モーツァルトはどの曲も喜びを持って弾けるのに、どうしてベートーヴェンは好きになるまでに時間がかかるのだろうか。




















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