2014年12月7日日曜日

弦楽アンサンブル今年最後の練習

音楽教室「ルフォスタ」の弦楽アンサンブルは9月の発表会を終えて、ますます安定してきた。
発表会では、今までで一番の出来映えだったし、メンバーも丁度人数が揃っていよいよ安定期に入ったと思う。
今練習しているのは、レスピーギの「リュートのための古代舞曲とアリア」
創立以来、様々な曲を弾いて模索してきたけれど、やっとここにたどり着いた。
メンバーの力量がバラバラだったり、仕事が忙しくて練習に出られない人もいて、アマチュアの団体は中々レベルがあがらない。
けれど、今のメンバーはほぼ互角に向き合える人達で、気が合っているから、雰囲気も上々。

今日は今年最後の練習なので、忘年会をしようと誘われた。
いつも練習の後は皆で飲みに行くらしいのだが、私はさっさと帰って来てしまう。
終ってから飲んで、練習の時に私から受けた罵詈雑言の憂さ晴らしが出来るようにとの、親心なのだ。
今年も去年も合宿には私が駆り出された。
複数の教師が交代で指導している中で、私が一番ヒマで他の若い講師は働き盛り。
せっせと働いて妻子を養ってもらわないといけない。
それでいつも私が、楽しい思いをさせてもらっている。
相手が大人だから、話も面白い。
特に今年は石打スキー場の中にある、マンションのホールをお借りしての贅沢な合宿となった。
それもチェロパートにスキーのプロがいて、その人の住んでいるマンションのゲストルームが借りられるという、幸運に恵まれた。
唯一残念なことに、スキープロは冬になると忙しく、都内での練習には出てこられなくなる。
それでチェロが冬場は寂しくなる。
今日はもう1人のチェロが親類の結婚式に行って、チェロは全滅。
団長と言うべきGさんがチェロパートをヴィオラ記号に直してきてくれたので、それを私が弾いて急場をしのいだ。
今は調性やオクターブの上げ下げの指定をすると、移調してくれる便利なソフトがあるそうで、低音部記号をアルト記号に直したりも出来るらしい。

練習後に御徒町駅近くの魚料理の店で乾杯をした。
今年もあますところわずか、来年もこのメンバーにチェロが1人増えて,本当に音楽が楽しめる最高の合奏団になって欲しいと思う。

メンバーがやめないで長いお付き合いをすることが、良い音への最短距離となる。
仕事の都合で欠席や遅刻は仕方ないことと諦めるけれど、やめてしまうとバランスがくずれてしまう。
新しいメンバーが入る度に、振り出しに戻ることになる。
長年一緒にやってこそ、熟成された音になっていくにも拘わらず、思いつきで入ってきて簡単にやめてしまう人がいる。
それでなにが面白いのかと思う。
少し我慢をすれば、曲がった道の先に絶景が広がっているのを、みすみす逃すことになるのに。




















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