いつも着ているドレスはどこで買っているの、とピアニストから問い合わせがあった。それでは案内しましょうと、彼女の仕事帰りに合わせて今日の午後は行きつけのドレス屋さんへ。麹町にあるステージドレス専門店。品数も豊富だし、なによりもオーナーがしっかりしていて良心的。直しもいつも満足のいく出来上がりなので、お店が出来た時からの常連だったけれど、最近めっきりコンサートも減ったので、本当に久しぶりの訪問となった。行くとお名前は?と訊かれた。以前ならああいらっしゃい、とすぐに分かってもらえたのに。名乗ると奥に調べに行ったオーナーが、最後に来たのは7年前だという。そんなになるのか。その頃からもう引退するからと言って、ドレスも買わなくなって古いものを着まわしていた。でも、やはり時々はコンサートもあるし、これを機に一着買ってもいいかな。そのくらいの事は許されるかな。弓を買ってお金が無くなっているのに贅沢かな。気持ちは揺れ動く。でも、私たちの仕事はお客様に夢を買っていただくのだから、きれいでいるのは義務であると勝手に理由をつける。ピアノを弾く友人はスタイルもいい。ドレスが本当に良く似合う。それにひきかえ私はもんぺが良く似合う。彼女が試着しているそばで、およそに合わないドレスを試着していると、買う気もなえてしまう。友人はとても素敵なシルクのドレスを買ってご機嫌。私はどれもこれも似合わなくて断念。ドレスを着るならシェイプアップしないとダメですね。グスン!
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