2011年2月18日金曜日

録画

最近ヴァイオリンを弾いていても訳がわからなくなることが多い。力を入れすぎなのか、抜きすぎているのか、バランスがいいのか悪いのか。とにかく日によって調子が猫の目のように変わる。猫は大好きだから実物はいいけれど、調子が猫の目では困るので、一度、録画をして自分の目で確かめてみたい。そんなことで、今日は録画をして頂いた。こんな面倒くさいことに付き合ってくれるのは、いつも決まってHさん。先日手に入れたGalaxyで撮れるかどうか。昼過ぎ、重症の花粉症にも拘わらず、マスクをして来てくださった。行動が素早い人なので、まだ朝から楽器に触っていなかったのに、いきなり撮り始める。アワワ、まだ調子出ないのになあ。でも、再生してみて自分で見ると、本当に欠点がよくわかる。なにか歳のくせに、やけに勢いが良すぎるのだ。いや、歳だからコントロールがきかなくて、そうなるのかも知れない。内面の空っぽさが出て、なんともアッケラカンの音楽。アハハ、笑ってしまうね。しかも弓が曲がっている。ゆっくりの曲の時はいいのに、速く大きく使うと曲がる。生徒にはあれほど曲げないように言っているのに、自分が曲がってはお手本にならないなあ。そして、動きがなにか変だと思ってよくよく見ると、体の上下がバラバラの動きをしている。ようするに腰が硬い。なるほど、最近違和感があるのはこれかが原因かも知れない。若くて柔軟なころには起こらなかったいろいろなトラブルが起こる。体作りからもう一度出直しだなあ。それにしてもGalaxyで撮ったものは画像も音も中々なもの。韓国製だそうだけど、日本は追いぬかれてしまったとH氏は言う。日本も私と一緒に老いてしまったのか。

0 件のコメント:

コメントを投稿