2011年2月28日月曜日

旧友

友達といっては失礼か、先輩達と遊ぶため、霙の中を荻窪へ。20数年前、末永富貴子先生の古希のお祝いのコンサートに参加。末永先生は元武蔵野音楽大学の教授。引退なさってからカルテットを組んで演奏していらした。末永先生とそのお弟子さん、チェロがものすごく上手い歯科医師の星野先生、ビオラは元芸大の中塚先生。お弟子さんが子育ての間私がセカンドヴァイオリンをお手伝いしていた。末永先生は情熱的で、その頃はもう技術的にも少し問題が出始めていたにもかかわらず、演奏を聴いた人たちが一様に深い感銘を受けずにはいられなかった。音楽の友の批評はいつも好意的で、お客さんは満員となった。そして間もなく先生は他界なさった。その時の仲間に会いに荻窪の星野先生のお宅を訪ね、ドヴォルザークのカルテット作品105を合わせる。私は不勉強だからドヴォルザークのこの曲を知らなかったけれど、星野先生が死ぬ前にこれを弾きたいなどと仰るので、あわてて楽譜を取り寄せた。久しぶりにお目にかかると皆さん髪は白くなっていたものの、相変わらずハンサムな面々。広いお庭に面した音楽室は20数年前にタイムスリップして、時の隔てを感じ無い。しばし先日からの体の痛みを忘れて、素敵なひとときを過ごした。やはり、この痛みは胆石関係らしい。明日は病院にでかけます。

2 件のコメント:

  1. おはようございます♪
    体調はいかがですか?
    病院でよくみてもらってきてくださいね!

    中塚先生とカルテット、いいなぁ♪

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  2. 中塚先生はお変りなく穏やかで
    ダンディーですね。
    そんなに長い間おお会いしなかった気が
    しませんでした。

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