2011年2月1日火曜日

おじいさんに席をゆずられる。

赤坂に行く銀座線の中で、優先席の前に立っておりました。一番端に結構お年を召した男性がいて、私を手招きするので「はい?」と近くに寄ると「ここ座りなさい」とおっしゃる。えっ、でもお顔を見るとたぶん私よりもずっと年上。ご好意はありがたく受ける方だから、お礼を言って座った。私の扮装は顔面をマスクで覆い、ニット帽を目深に被り、顔は全くわからない。だから年齢は不明のはず。だけど、身のこなしや全体の体型で歳がばれたか。それとも逆に背が低いから、中学生が風邪をひいたと思われたか。着ているものはやたらに若作りだし、持っているバッグもポップな色柄だし、おまけに猫型のメガネケースをブラブラさせている。スキー場で子供と間違えられたこともある。それにしても親切な人。彼は次の駅で降りていった。譲るなら彼の目の前で漫画を読んでいる体格の良いおにいさんより、年齢不明の女性にと思ったフェミニストだったのか。漫画のお兄さんが不満そうにこちらを見ていた。座って漫画を読みたかったろうに。お気の毒さま。ここは優先席。私は立派に権利があるのよ。以前電車で座っていると髪の毛の真っ白な人が乗ってきたので、反射的に立ち上がって席を譲ろうとしたら「失礼な」とえらいおかんむり。じっと顔を見るとなるほど私よりも若そう。「おや、失礼しました」とこちらもムッとした。そんな時はお礼を言ってすわればいいのよ。へんに頑張るなら、髪染めればいいのに。人はそれぞれ考えているのだから、自分が実年齢よりも歳上に見られても、そんな怒ることないじゃないの。今でも腹がたつ。

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