2011年5月24日火曜日

タワークレーン解体

スカイツリーの完成間近で、作業を終えたタワークレーンも解体されることになったそうだ。4基のクレーンを大きい順に解体していく。支柱のつなぎ目のボルトを外すのは鳶職人。張り付いて手作業で一つずつ外していくという。おそろしく高いところで、文字通り命がけではないか!風や揺れなど、想像するだけでトリハダもの。 高所にあるクレーンを降ろす手順を初めて知ったのは、車の中でラジオを聴いていたとき。たしかTBSの久米宏の番組だったと記憶している。どうやってはずすのか?という問に、それまで考えもしなかったので、考えても答えは出なかった。一番大きなクレーンを次の大きさのクレーンで解体。そのクレーンを又次の大きさのクレーンで解体。そのまた次に・・・と解体して、さいごの小さいクレーンをエレヴェーターで降ろす。鮮明におぼえているけれど、えらく感激したものだった。なんで感激したかといわれても、説明できないけれど、いわば「目からウロコ」考えたこともなかったから何十年もたっているのに、その時の新鮮な驚きはわすれられない。鳶職人と言えば思い出すのは、出初式。毎年お正月には実家の庭に鳶さんたち?(もしかしたら消防団)がはしごをもって出初式をみせにきてくれた。うちは消防とも職人さんたちともあまり関係のない職種だったし、どういう経緯できてくれたのかも分からないが、寝たきりの祖母が障子をあけて、それに向かって手を合わせて拝んでいたのを思い出す。もしかしたら、祖母のために来てくれたのかも知れない。私の中で消防と鳶職がごっちゃになっているけれど、その頃は街の消防団の組織は鳶さんたちがになっていたような・・・どうなんだろう。

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