2011年5月31日火曜日

なすりあい

ようやく震災後のパニック状態が鎮静してきた。あの騒ぎのさなかにも政治家の陣取り合戦、管おろし、小沢一派のたくらみなど呆れ果てている。まだまだ被災地に避難所暮らしの人もいるというのに、なにをさわいでいるの。今、政権交代なんかしたら、また新しい法案を作り、一から出直し。そんな悠長なことを言っていないで、さっさと政治家一丸となって戦えっつうの。だいたい、まだ政権交代して日も浅いのに、15年もかけて日本を滅茶苦茶にした自民党のあとしまつが、そうそう簡単にできるわけがない。交代して日も浅いころから民主党をこきおろしているマスコミ、なんでもいいから自民党以外の党がしばらく政権を握っていてほしい。自分たちのやったこと、あるいはやらなかったことのツケを民主党に払わせて、まるで自分たちの責任ではないかのようにふるまう自民党。今この時期政権交代を狙うより、一致協力して日本を立て直す手助けをすれば、自民党だって株が上がって、政権交代できる日が来るに違いない。それにしても民主党がだめだからと言って、また自民党に票をいれる人の気がしれない。自民はしばらく野党でお勉強しなおしてから返り咲いてほしい。日本のためというより自分たちの権力争いのために、軽々しく管おろしなどしている場合か。国会議員よ、とっとと働けー。そして原発。ああ、考えるのもいやだけど、注水作業をだれが止めたの、原発の安全性をだれがアピールしたの、放射能の安全値を誰が決めたの、あちこちで罪の擦り付け合いをして、そんなこと言ってる場合じゃないでしょう。原子力委員会も学者も政治家も東電も、一丸となってしっかり働けー。狭い日本にあんなにたくさんの原発作って、狭いうちで猛獣を飼っているようなもの。本当に安全でなければ作る資格はない。断層の上に原発があるなんて、聞くだにおぞましい。すべては利権のためと聞くと、その利権をむさぼった人たちこそ、今福島の現場で働かせるべき。ゴマメの歯ぎしりだけど、下請けに丸投げして後始末をしているらしい東電の幹部たち、あなたたちこそ現場で死に物狂いで働くべきなのよ。世の中は不公平。命がけでも働かなくてはいけない人々、高見の見物をしてろくに働かないで高給をむさぼる人々、たまたま、会社の幹部と姻戚関係にあったりして社長になってしまったり、本当に世の中不公平。それはそんなものと受け入れるとしても、東電は自社の豊潤な資金を全部投げ出してでも、後始末に奔走しているはずが、少しもそんな動きは伝わってこない。いったいどうなってるの?

0 件のコメント:

コメントを投稿