2011年5月1日日曜日

カラスに再会

ずっと会えなかったカラス夫妻。いつもの散歩道から姿を消してどのくらい経つのかしら。今年は雀も少なくて、例年なら今頃は「雀のなる木」みたいに、鈴成りならぬスズ(メ)成り状態でピーチクパーチクさわいでいる一本の木があったのに、それすら聞こえなくなってしまった。カラスなどは繁殖期を迎えると攻撃的になって、通行人が怯えるから駆逐されてしまうことが多い。巣などもたたき落とされたりする。そのせいかしら、今年の鳥の少なさに愕然とする。鳥インフルエンザが心配で鳥を悪者扱いにして追いやったとしても、今度は鳥がいないせいで虫が増えて、別の禍が降りかかってくることも考えられる。その辺の家で除草剤を使用という立て札を見た。手で抜けば5分くらいで済んでしまいそうな道端の草。そこに除草剤撒いて、散歩の犬や子ども達が触ったらどうするの。桜は毎年お役所が消毒。虫を食べる小鳥のエサはなくなる。カモが子育ての頃、川沿いの草むらを除草する。人間以外の動物は皆、邪魔なのか。カナダで見た、水たまりで洗い物をするアライグマ。日本なら噛み付くといけないと言って、すぐ捕獲されてしまうに違いない。中世、猫は魔女の手先と考えられ受難、その後、ヨーロッパ中にペストが流行っている。あくまでも自然を自分のものとして勝手に改造するヨーロッパ流の考えをやめて、自然も鳥も虫も友とした、アジア流の考えに戻ったほうがいいようだ。多くを望まず、すべての人と動物が自然に共存することが理想。
カラス夫妻は、今までと少し離れた住宅街に引っ越しているのを発見した。縄張り争いに敗れたか、巣作り場所がそちらの方なのかは話してくれなかったけれど、私を見つけるとサアーッと羽を広げて一直線に飛んできてくれた。気のせいか一回り小さくなって、羽毛が乱れている。カラスにも住みにくい世の中になったものです。

2 件のコメント:

  1. 五月に入ってノラも見るしカラスも見ます
    大きな地震は今のところなしということのようですね

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  2. 本当に!最近ノラが毎日うちの猫と
    話しをしに来始めました。
    一時期玉三郎がひどく甘えて困っていました。
    それも落ち着いたようです。

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