2011年5月7日土曜日

チャリティーコンサート

浦和のフランス料理のレストランKiyotoでの東日本震災復興支援のコンサートを開いていただきました。ヴィオラのFUMIKOさんとのデュエット、南雲賢氏の写真展会場での開催。会場は中庭のある素敵なレストラン。南雲さんの植物の写真に囲まれ、安らかな空気がながれている。初めてお目にかかる南雲さんは、ブログを拝見したときは非常に鋭い方かと思っていたけれど、やさしそうな温かい方だった。ただジッと見据える目にカメラマンを感じる。色とりどりの植物の写真が壁一面に貼ってある。そこから葉のさざめきや、花の香りが漂ってきそうな空間になっていて、入った時からモーツァルトが響いてきそうな雰囲気。皆さんそんな中でとても良く聞いてくださって、こちらも本当に楽しくなっていつまでも弾いていたくなる。のってしまって、時間の経つのも忘れるくらいだった。途中でオートハープを弾きながら歌う「ちえみさん」の澄んだ歌声も聞かせてもらって、気がつくと大分時間オーバーだったけれど、皆さん余韻を楽しんでお話をしたり、もう一度写真を見たりしている。大きな会場で弾くのは気分がいいけれど、私はどちらかというと、お客さんに話しかけるように弾くのが好き。若い頃は目の前に人が居るとたいそう緊張したので、サロンコンサートは苦手な方だった。ある時ヴァイオリンの大御所、外山滋氏とサロンで共演させていただいたとき、私があがってしまうというと外山氏は「来てくれる人はみんな味方なんだから」とおっしゃった。なるほど、誰もいやなら来ないと思うから、それからは「味方、味方」と念じているうちに本当に最近は味方というより、仲間になってしまった。音楽に引きずり込もうという魂胆はだいたい成功するようになってきた。これを年の功というのか。楽しそうに聞いてくださるとこちらも2倍楽しくなる。コンサートが終わって、壁の写真の中からいち早く猫の映っているものを見つけて、ちゃっかり頂戴してきた。私はやはり「花より団子」ならぬ「花より猫」です。もちろん団子も大好物。

2 件のコメント:

  1. 本当に楽しかったです♪
    ありがとうございました!

    団子も猫も・・・ぷぷっ♪

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  2. 被災者にもお聞かせしたいですね。
    ほんのわずかでもお役にたったかな?
    ありがとうございました。

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