2011年4月30日土曜日

久しぶりのレッスン

今朝よそのブログを覗いていたら、仙台の被災地に住んでいる生徒さんが、久し振りにレッスンに来るので喜んでいる記事がありました。私も埼玉や葛西方面の人を二人、久々のレッスンをした。あの地震が起きてすぐ約束したレッスン日があったので、こちらから無理してこないようにとメールをだした。そうでないとふたりとも超真面目だから余震もなんのその、危険も省みず遠路はるばる来そうな感じだったので。さすがにこのひと月はシーンと鳴りをひそめていたけれど、余震も間遠になってきたので、久しぶりのご対面。一人は高層ビルの上の方に住んでいるので、ひどくゆれたらしい。幸い一番大きな揺れの時は自宅にいなかったそうだけど。もう一人は地面が液状化した葛西付近で、こちらも自宅は大丈夫だったそうだ。ようやく日常の生活がもどってきたけれど、まだまだ被災地には沢山の家を失った人たちがいる。ここでぐちを言っても始まらないのは分かっている。わかっているけど、いつでも気にかかっている。このゴールデンウイークにボランティアがどっと被災地に押しかけるらしい。本当に役に立つのかな。混乱を招くようなら、さっさと返ってきて欲しい。なにを勘違いするのか、なんにも用意をしないで来る人がいるという。宿も食事も自分で用意するのが当然。被災地に迷惑をかけないようにするのが当たり前。なのに、食事を要求する人がいると聞いて、開いた口がふさがらない。休みの間は被災者の親戚や友人もつめかけると思う。交通渋滞が起きて、本当に用がある人達の妨げにならないだろうか。実際人手は足りないと思うから心根は良いのだが、少し考えて渋滞時間を外すとか、期間をずらすとかしないと、ブームに乗っていい人やりましたではねえ。

3 件のコメント:

  1. 自治体によってはボランティアの医師の制限を始めてると聞きます
    理由はその人がいつまでも居ないという事を住人に慣れてもらうためだとか、、立派な考え方です
    またテレビを見てると若い人はとにかくお年寄りでまだまだ働けるであろう人達がぼーっと座り込んでいたりボランティアに色々とお世話してもらっていたりしますが廃用症候群になるのではないかと心配になります
    今は病院に入院しても早々に退院させられてしまいます。結局身体をなるべく甘やかさない、動ける内は動くという事なのでしょうが、どうやら震災現場ではそういった感覚もマヒされちゃうらしい。恐ろしいことです
    確かに今は未だ後片づけで手一杯なのでしょうが炊き出しから後片づけまで「仕事」として国が地元の人を「雇用」するという風にできないものだろうか

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  2. 生徒の元気な顔を見て本当に嬉しかったです!
    なんと、ケースの上にテレビが落ちて本棚が倒れたのに楽器が無事だったと!
    そのケースというのは私の今使っているのの前にちょっとだけ使って譲ったもので同じ素材のひょうたん型です。
    重いのが難点だけど、やっぱり丈夫だった。
    よかった。

    ボランティアアについては、生徒も同じようなこと言っていましたよ・・・

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  3. ボランティアは猫の手ではいけないから私は行かない。
    屁理屈こねてますが、本当はなんの役にも立たないからなのです。受ける方もなんでもやってもらえるとばかり、なにもしないのでは困りますが、茫然自失で動けないのなら気の毒です。
    未曽有の恐怖を味わったので、うつ状態になるのも無理はないかもしれませんね。
    そのまま無気力になってしまうのが一番怖い。

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