2011年4月16日土曜日

重心

昨日の廣戸道場のレッスンを参考に色々やってみた。そうなんだ、重心はその人によって違うのか。目からウロコがボトリ。最近筋力の低下かどうか、弓が中々弦に張りつかない。でも、弓を張り付かせるのは筋力でなく、重力のはず。というのは体がリラックスしていて、肩が下がった状態であれば、腕の重みはすべて弓に乗せられるはず。でも、今いち重みが弓に乗せられない。それは両足に重力が分散して乗っているからかもしれない。試しに左足を軸として上体がそれに対してまっすぐに乗るようにしてみた。オーッ、効果あり!ズシリと乗った。まっすぐというと語弊がありそう。足が斜めに出ているからそれに対して軸を揃える。だから見た目はまっすぐでなく、斜めに傾いている。但し、この状態を維持するのは難しい。非常に左足に負担がかかる。ただでさえ、左足に故障箇所があるのに、長い間こんな不自然に傾いてはいられない。すぐに腰がだるくなった。これを突き詰めれば、夢のような音が出るようになるのかなあ。以前から思っている事だけど、スポーツなどは筋トレやストレッチなど、体作りのプログラムが出来ているのに、何故、楽器のためのそれはないのかと言う事。楽器を弾くためのプログラムがあってもいいのではないか。腱鞘炎などの故障も減るし、治療にも役立ちそうではないか。音を作るのはまず自分がイメージして欲するところから始まる。それと同時に外側から技術で創り上げていくことも、同時にしなければならない。どんなにイメージしても私の場合は、欲しい音が出ないことの方が多い。技術と楽器の限界もあるけれど、もう少し体そのものの事を考えるべきだったかもしれない。

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