2011年4月10日日曜日
震災の援助物資
あれからひと月。どんなに苦しかったことか(まだ進行形だけれど)と思うと、毎日涙してしまう日が続く。初めに衣類など送ろうと思ったら、時期尚早だったらしい。今やっと古着でも受け付けると聞いたので、荷造りをしようとおもっている。何かの時にと思ってとっておいたダンボールが、玄関先にゴロゴロしている。先日スキーの先生から沢山のウェアが送られてきて、仲間内だけではさばききれなかったものもある。大変質の良い物なので、まだ寒い地方なら役にたつだろうか?後片付けや水を使うときには重宝しそうだし。仕分けに数ヶ月かかるとしても、次の寒さに間に合うかもしれない。辞書や本、CDなども、特に落語などは私なら大喜びするが、中にはこの非常時にこんな物を!と怒る人がいそうだからやめておこう。先日も避難所で焚き火をしながらみんなで歌を歌っていたら、こんな時歌なんか歌って、と喧嘩騒ぎになったそうだ。こんな時だから歌うのに。どんな状況でも生きていかなくてはならないときに、暗い顔で生きるか、少しでも明るくしようとするかは、人それぞれ。今は暗い顔しかできないとしても、それを乗り越えようと務める人たちを、邪魔する事はない。あれやこれや悩んで居るときに、呑気に歌なんか歌いやがってと、腹立たしい気持ちも良く分かる。でも、歌くらい歌わせてあげて欲しいと願っている。子どもの時雷が怖くて、そんな時にはヴァイオリンを弾いたものだった。気持ちが落ち着いて、恐怖心が吹き飛んでしまう。歌っていればほんの一瞬でも苦しさを忘れられるかもしれない。地震津波の災害だけなら生き残った人は頑張れる。でも、原発事故は本当にゆるせない。国も莫大なお金を使っているだろう。それを被災者救済に回せれば、どんなにか助かるものを。東京電力社は自社の保養所などを被災者や自衛隊や消防士に使わせなかったそうで、いち早く東北電力が開放したのに比べ非難轟々。こんなところが本当に腹立たしい。
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