2011年4月18日月曜日

運動なんて・・・と言ったけれど・・・

渋谷の教室で、昨日のチャリティーコンサートで演奏したヴィオリストFUMIKOさんと、二重奏の練習をする。今月27日と5月6日、病院や写真展でのコンサートの練習。モーツアルトの「魔笛」をヴァイオリンとヴィオラ用にアレンジしたもの。魔笛は特に好きなオペラなので、わくわくする。以前にもnekotamaに投稿したけれど、魔笛を聴いたときの面白いお話。
ずいぶん昔のこと、横浜県民ホールでドレスデン歌劇場の引っ越し公演を聞いての帰り道。楽屋出口にはバスが並んでいて、終演前に出番が終わったらしい出演者などを、乗り込ませていた。それに向かって手を振って会場を離れた。楽しい気分を存分に味わいたくて、桜木町駅までの少し遠い道のりを、ブラブラ歩いて帰ることにした。と、向こうから血相を変えて走ってくる一人の外国人。私の手にあるオペラのプログラムを見て、いきなり「シルクセンター」」と絶叫。エッと聞き直すと「オペラ、オペラ」と喚く。シルクセンターの隣の県民ホールを目指しているらレい。それで、その信号をどうちゃらこうちゃらと教えてから気がついた。ああ、この人は出番が早く終わって、ちょっと外出して迷子になっているのだと。そうかバスに乗り遅れそうなんだ。それで「バスね?」と聞くと「ノー、ノー、テノール」と言う。はて、なんのこっちゃ?彼が走り去ってからやっと気がついた。私が言ったのは声の最低音のバスだと思って、自分はテノールであると言ったらしい。それからは家に帰るまで笑っていた。後でバスはドイツ語でなんというかと聞いたら、ブスというのだそうで、これはさすがに自分の口からは言いにくい・・・・という顛末。
さて、練習が終わってから、ここ渋谷の教室の同じフロアにあるブティックに遊びに行く。FUMIKOさんはすごくスタイルが良くファッショナブルで、いつも個性的な物を大胆に着こなしている。このブティックも輸入物が多く、きっと気に入ってもらえると思ったら案の定。なん着かお買い上げ。私も欲しいものがあるのにスタイル抜群で(勿論悪い方に)ぴったりしたものを着ようものなら、タコ糸でくくられた焼豚のようにお肉が隆起して、見られたものではない。それで何着も諦めた。ふと思ったのは、運動なんてしなくてもとほざいた先日の投稿。野放図に伸び伸びと緩んだお腹を見ると、あれは考え違いでした。やはり運動は必要です。ごめんなさい、神様。  もっとも、私には決まった神様はいないけど。

2 件のコメント:

  1. 読んで私もお腹がよじれました!
    面白いエピソードってこれだったのですね~♪
    バスに間に合ったのかなぁ・・・そのブスさん・・・じゃなくてテノールさん^^

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  2. 今でも彼の真剣な顔が目に浮かびます。
    犬猫以外にとんと興味がなく、人の顔を
    覚えるのが大の苦手なのに。

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