2011年12月16日金曜日
小田原にて
最近秦野だの小田原だの神奈川県の西部に行くことが多い。東名の海老名パーキングエリア上り線にはスーパーマーケットまでできたそうで、帰りに寄ってみようと思って出かけた。空は晴れて暖かく絶好のドライブ日和。富士山は見えなかったが、大山連峰が出迎えてくれる。大山はかつては私の住んでいる東横沿線からも夕日が沈むのを見ることができたと言うと驚く人も多いでしょう。でも、いつも夕日に向かって兄弟そろってずらりと並び(6人もいたので)日が沈むまで見ていたのだった。だから、こちらの方面はいつも懐かしい気持ちがする。厚木から小田原道路に抜ける。インターを出てすぐにパーキングエリアがあって、そこでお昼ご飯。鯵天丼と言うのを頼んだ。少し待たされたけれど、出てきたのはカリッと揚がったおいしい天ぷら。いつもはダイエットの敵なので、天丼などは食べないのにどうして頼んだかと言うと、以前松田の町営公民館で食べたアジフライ定食がものすごくおいしかったのを忘れられなかったから。期待にたがわすおいしくて、たらふく食べてしまった。そして小田原市内に。目指すのは今日のリハーサルの場所である、小田原城近くの楽器屋さん。お初にお目にかかるトーマス・キャロルは今超売れっ子のチェリストで、先日は上野の芸大の旧奏楽堂では、圧倒的な演奏だったそうだ。やってきたのはチェロを軽々と担いだ大きな人。真ん丸の目が愛くるしい。いたずらっ子がそのまま大きくなってしまったような男性で、聞きしに勝るダイナミックなチェロの音は、でも、決して威圧的でなく周りを包んでくれる。陽気であるけれど、演奏の姿勢は厳しい。特にモーツァルトは下から楽々と支えられて本当に楽しい。私以外のメンバーは小田原に泊まるけれど、私はうち猫とノラの世話があるので早々に帰宅。明日もリハーサルがあるので、小田原詣では3日間続く。
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