2011年12月29日木曜日

大掃除

おお!掃除。何が嫌いって・・・掃除大嫌い。だからと言ってしないわけにいかないのが癪に障る。手は汚れ油がすっかり抜けてしまって、ヴァイオリンを弾くときに指が滑らなくなる。当然音程が悪くなる。色々な洗剤を使うから、もしそれが猫の飲み水に入ったら危険だし。おおいやだ。と思いながらも今日はせっせと大掃除。普通の人から見たら私のやった掃除などは、毎日の掃除の縮小版にしか見えないと思う。しかし、私にとっては大変な苦労なのだ。日頃汚くても苦にならないのに、掃除に面と向かうと、なんて汚いのだろう。前に地デジアンテナを取り付けてくれた人が、配線を床の周囲に沿わせるときに「汚い、くさい」って絶叫していたけれど、その時は「そう?」みたいに何も感じなかった。「うちはいつもこうなのよ」みたいな感じで。でも、いざ自分で掃除を始めると成程、汚い、くさい。長年開けていなかった浴室のランドリーワゴンのカゴ、ひっくり返してみたら「うわー」長い間なぜか台所の窓枠の上にぽつんと置かれていた缶詰。外側がさびてきたので捨てようと開けてみたら「ぎゃーっ」中身が真っ黒になっていた。缶詰は真空だから絶対腐らないのかと思っていたのが大間違い。昨日は中身をちょっと見ただけでゴミ収集に出してしまった段ボール箱。一応仕分けをしなければいけないから確認をしたけれど、必要かそうでないか考えると捨てられなくなるので、箱ごと捨ててしまった。もしかしたら大事なものが入っていたかもしれない。それにしてもなぜこうも物がたまるのか。必要だと思って買っても、使うのは最初の一、二回。物は沢山あるのにお金がないわけがようくわかりました。家がきれいになって気持ちがいいかと思ったら、これだけの努力に拘わらず、ほかのお宅のちょっと汚めの感じにとどまっている。賽の河原で石を積んでいるようなものだわ。無駄な努力をしたという不毛な感じが否めない。あ、うちは不毛ではなかった。猫の毛がどっさりあるから。

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