2012年6月17日日曜日

間もなく西湘フィル第一回定期演奏会

来週日曜日、いよいよ西湘フィルの第一回の定期演奏会が開催される。故小田部ひろのさんの相談を受けて秦野まで行ったのは何年前になるのかしら。初めはヴァイオリンが数人、チェロもヴィオラもいない。管楽器はやたらに音の喧しいトロンボーンがいて、弦楽器はかき消され、こんなことでこの先どうなるのかと思ったけれど、やっと大きなスーパーの催し物に便乗したりして、一回目のお披露目は楽しく終わった。その後は今とは別の名前で第一回の定期公演も成功裡に終わり、さてこれからと言うときに団長の小田部さん初め指揮者やトレーナーは放り出されて、オケは乗っ取られてしまった。呆れて開いた口がふさがらないとはこのこと、しかし、こちらにはよいメンバーが残っていたし、なによりも指揮者が優秀だから着々と練習を重ね、今日は総仕上げの練習になった。ベートーヴェン7番、コッペリア抜粋、魔弾の射手序曲、どうです、とてもよいプログラムでしょう。奇を衒わない正道のコンサート。アマチュアオーケストラには時々マニアックな人がいて、やたら知らない曲をやりたがることがある。けれど、聴衆にとっては迷惑な話。上手くもないのに知らない曲を延々と聞かされてはたまったものではない。帰りに羊羹の一本もお土産に差し上げて、お詫びしなければならない。その点西湘フィルは初々しいオーケストラだし、まだ変なおじさん(おばさん)?はいないし、厳しい練習を積んできたから、心洗われるような演奏になると確信している。今日は指揮者の松元氏も大いに張り切って最後の仕上げに余念がない。しかしこの私は日頃ほとんど弾いていない重たいヴィオラを抱えて、老骨に鞭打ってゼイゼイと息も絶え絶え。いやー疲れた!残念ながらまだメンバーは不足していて、今回もエキストラを沢山お願いした。私の教え子や、かつて一緒のオーケストラで弾いた仲間たちも来てくれて、気持ち良く協力してもらえた。感謝あるのみ。秦野は都心からは遠いけれど、まだ田園風景が広がる美しい町なので、日曜日の昼間、足を延ばしてコンサートを聴くのも悪くはないと思いますよ。 6月24日14時開演  秦野市文化会館大ホールです。どうぞよろしくお願いします。 聴いて気に入ったら楽器経験者は入団をご検討願います。厳しいけれど和気藹々、中々良い団体ですぞ。

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