2012年6月19日火曜日
生き生きパソコン
今日は私のパソコンの先生であり陰のブレーンであるH氏のパソコンのお手入れの日。私がパソコンを自在に操っていると思っている人も多いが、実は陰でこき使われ泣いている人がいるのです。一年に一度はしっかりお手入れをしてもらって、新たな気持ちでパソコンが動きだすのを見るのはとても気持ちがいい。今日のメンテナンスですこし部品を取り換えて、以前にもましてスピードアップ。反応のいいことったら、せっかちな私には胸のすくような動きをする。とっちらかっている写真や動画を一か所に収納したり、必要ない物を削除したり、本来私がしなければいけないことも、私はそばで丸まって作業を見ているだけ。まるでこりゃあ猫と同じだね。パソコンだけでなく、去年はデジタル放送用のアンテナの取り付けまでしていただいた。驚くほど守備範囲が広いので何を聴いても何を頼んでも、すぐに解決してもらえて「一家に一台Hさん」と書いたお札を作って神棚に飾っておこうかとおもったけれど、あいにく私は無神論者でうちに神棚がないので、その案はそれこそ棚上げになっている。パソコンは世界中の知恵が集まっていて、恐ろしい速さで進化しているらしい。それを日夜勉強して新しいことを身に着ける努力は大変なものだと思う。頭が良いだけでなく日常の煩雑な作業もなんなくこなすから、彼が来る日は私は手ぐすね引いて待っている。私は家事に疎く、何かが汚れていることにも気が付かない。興味のあるものにしか目がいかないから、今日も掃除機の汚れを指摘されて、きれいにしてもらい、ミニルンバの本体の蓋の不具合を直すことや、蛍光灯の取り替えまでもお願いしてしまった。インテリには珍しい身軽さが頼もしい。常にアクセス数が最上位にいるサイトの主のエキスパートなのに、このド素人の私の理解に苦しむような質問にも丁寧に答えてもらえる。もっとも出会った最初の頃はめんどくさげに「電話サポートにお訊ねください」などと冷たくあしらわれたものの、私の必死の食い下がりが功を奏して、それからずっとサポート役を務めて頂いている。まったく猫に小判とはこのことで、私はしずしずと歩けるようにきれいに敷かれた赤いカーペットの上を、めちゃくちゃ歩いているような状態で、しょっちゅうトラブルを起こしては泣きつく。H氏の苦役は私がいるかぎり当分続く。
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