2014年9月18日木曜日

負けた!

病気の時に猫の治療法は、なにも食べずに暗闇でジッとしていること。
それが出来ない私は猫に負けたと書いたけれど、今日はもっと負けたと思ったことがあった。
食料の買い出しに近所のデパートに行った。
駐車場に車を停めて中に入ろうとしたとき、変な音のする小さな車が一台。
やたらに騒がしい。
でも、暴走族がやるように、マフラーをいじっているとかではなく、エンジン音そのものがなんかやたらに、軽々しくうるさい。
例えば昔、空冷式の車があったけれど、そんなような音。
薄暗がりだけれど、ボディーが傷だらけなのは一目瞭然だった。

私も車は雑に扱って、エンジンとブレーキ、タイヤがちゃんとしていれば、見てくれは全く気にしない。
つい先日まではバンパーが半分とれかけていたし、トランクの蓋がゆがんでいるので、力の加減によっては上手く閉まらない。
車体には3カ所に擦り傷が。
以前はもっと酷くて、初代カローラに乗っていた頃は、左側のドアが半分取れかかっていたことも。
それ以来10台くらい乗り換えているけれど、相変わらず粗忽で、しょっちゅう擦り傷をこしらえている。

今日デパートの駐車場で見たその車は、まず、運転席側の車体はグズグズに傷が入って、ボンネットに不思議な紐状のものが出ている。
どうやらバンパーとその上の部分、そしてボンネットとを停めてあるらしい。
いかにも几帳面に、まるで飾り糸のようになってはいるが、ボンネットが開いてしまうのを結んでいるようだ。
持ち主が車から離れた隙に、よく見ようと思ったけれど、挙動不審、車上荒らしと間違えられるといけないから、少し離れたところで見るだけにした。
本当は前後左右グルッと回って見てきたかった。
私みたいに擦り傷などを平気で放置する人は日本人には珍しいけれど、こんなに素敵にボコボコの車を見て思わず「負けた!」と思った。

それに、この車、正体不明。
見たことのない車だから、相当古いか外国のものか。
色も見たこともないような、薄いグレイがかった緑色。
ドライバーはごく地味な普通のお兄さんだけれど、けっこうマニアだったりするかも。
これも逆の意味で自己顕示なのかしら。






















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