2010年3月3日水曜日

車離れ

我が愛車、ヴォルフガング アマデウス シルフィーの1年目の整備。お世話になった日産のHさんと、整備がすむまでの間四方山話がはずんだ。今、若者の車離れが深刻になっているそうで、一つには、車自体がにあまりにも至れり尽くせりになって、人の手が入り込む余地がないということが言える、と、彼は言う。整備に素人が手を出せる余地はなくて、整備士でさえも自分の腕の見せ所なぞ、全く無い状態だそうだ。猫魔さんが初代カローラで日本中を走り回っていた頃は、整備士の腕しだい、出す前と出した後では、目を見張るほど状態が変わったものでした。カローラはいつも四谷のZ整備工場で、もとレーサーのご主人とその辺を走り回りながら、色々相談して回転数なども決めていた。腕の良いご主人にかかると、山道でスカイラインと競り合っても、遜色ないほど良く走った。この車は左側のドアが腐って落ちそうになるまで、10数万キロも乗った。自分でプラグを換えたり出来たし、ファーストギアがシンクロでなかったから、ダブルクラッチを使ったり、オートマではなかったから、坂道発進も腕の見せ所だった。特に山道はギアを選ぶのが楽しくて、今でもマニュアル車に乗っている人も居るくらいだから、車の醍醐味が今、少なくなってきたと思う。自動車会社に言いたい。もう少し、手のかかる車を作ってほしい。年ををとるとなるべく簡単な操作で走れるのは有難いけれど、もう少し人が楽しめる、そんな車がほしい。簡単な構造にして、そして、値段を安く。お願い。

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