2010年3月21日日曜日

横浜市開港記念会館

文化財指定の開港記念会館は、古風で落ち着いたステキなホールです。外壁はレンガ、中に入ると高い天井に白い壁、いかにも、室内楽を演奏するのにふさわしい。今日はコンサートを聴きに行きました。出演者は私たちの合奏団のメンバーに、古くからの知り合い。全部で6人。先日私たちの合奏団の、定期演奏会で演奏した同じ曲が、プログラムに入っていて、どのような演奏になるか、興味深々。人数がかなり違うし(こちらは、総勢15人ほど)演奏家も違うし、テンポも曲の解釈も違うので、いつも、他の人の演奏を聞くのは、楽しい。ベテラン6人の息の合ったアンサンブルは、深みがあり、6人がハモると、何倍にもなって、広がる。室内楽の醍醐味はここにありますね。ヴィヴァルディ「2本のヴァイオリンのためのコンチェルト」はしょっぱなということで、多少突っ走り、ヴィヴァルディ「コントラバスと弦楽四重奏のためのソナタ」はコントラバスの低音がえもいわれぬ、魅力。クープランの「チェロと弦楽四重奏のための五つの小品」は初めてきいたけれど、洒落た面白い曲で、チェリストも好演。ドヴォルザークの「2本のヴァイオリンとヴィオラのための3重奏曲」も初めて聴いたが、長年音楽やっていても、まだまだ知らない曲だらけ。3人のアンサンブルが絶妙で、本当に良い音がする。その後、女子高生が加わって、2曲。レヴェルが高いので、驚き。人数が増えると又迫力が増して、少人数の緻密なアンサンブルとは違った、楽しさがある。結論を言うなら、音楽はどんな形でも、面白い。

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