2010年3月24日水曜日

八幡平

毎年のように八幡平に山スキーに行っていた。その年によって違ったが、4月5月の連休あたり。雪国の春は梅と桜がいちどきにみられる。花々が一斉に咲き始める美しい季節だ。特に水芭蕉の群生は見事で、毎年楽しみだった。ある年から行かなくなったのは、岩木山が噴火の兆しを見せたことと、年々雪が少なくなったためで、そのうち、こちらも年を取って、面倒になったせいもある。ゲレンデを滑るわけではないので、一人は運転手として、みんなを山の上に運び、滑り降りた地点まで迎えに行かなければならない。ある年このグループ(雪雀連・・・・せつじゃんれん)に初参加のなかむら氏、せっかく初めて参加したのに、切り株と仲良しになって、わき腹を強く打ち、怪我をしてしまった。ところが、誰も同情してくれない。まず、最初にかけられた言葉は「足は大丈夫だね。運転できるね?それでは、運転して。」だった。血も涙もない冷酷な仲間にもめげず、彼はそれから、ずっとメンバーの一員です。盛岡八幡平から秋田八幡平に抜ける道路は、この頃開通する。その道を走って、秋田八万対のゲレンデまで行き、温泉を楽しむ。時には雪が無くて、スキーがふきのとう摘みに変わることもある。摘んだふきのとうを、ホテルでてんぷらにしてもらう。これも、一つの楽しみ。

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