2011年3月21日月曜日

デュオ

雨の中ヴィオラを抱えた美女が我が家を訪れて、それから4時間弱、二重奏を楽しんだ。モーツァルトのヴァイオリンとヴィオラのための曲が2曲、コンチェルタンテシンフォニー、そしてあまり良く知られていない作曲家の小品が数曲。弾いても弾いても飽きない。子どもの時からソリスティックな曲を弾くより、音を重ねて響きを作る事が好きだった。一緒にヴァイオリンをやっていた兄にせがんで、よく二重奏の曲を弾いてもらっていた。その後兄は電子工学の道に進んでしまって、兄より下手だった私が音楽で生活するとは夢にも思わなかった。今でも弦楽四重奏や弦のアンサンブルのように、透明な響きを創り上げることに喜びをみいだしている。音を重ねても響きがうまく作れるとは限らない。音程はもとより、音色、バランスの良さなどが一致して初めて共鳴する。共鳴すると、一人では到底出せない響きが広がりをもって出てくる。それは至福の時。たとえ知らない同士でも、上手く鳴らし合う事ができるので、音楽は全世界共通語になり得る。久し振りに響きを作る喜びに浸ったけれど、練習嫌いな私のこと、パート練習が行き届かず、ちょっと迷惑かけたかな。この次は練習しておきますと約束をして、あとで閻魔様に舌を抜かれそうです。舌は何枚も持ち合わせているので、一枚位抜かれてもどうってことないし、次の分がすぐに生えてくるさ

2 件のコメント:

  1. 幸福な数時間を本当にありがとうございました!
    音楽っていいですね・・・

    練習嫌いだけど練習しないと(しても)弾けない私は
    次回まで精進します・・・へへへ

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  2. 実は私めもそうでして、なんとか練習しないで
    うまくなる方法はないものかと・・・

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