2011年3月20日日曜日

日本の救世主になってください。

決死の覚悟で、放射能漏れをしている原発の事故処理をしていた消防士のインタヴュー。出かける前に奥さんに「これから行ってくる」と送ったメール。奥さんからの返事が「日本の・・・」私はテレビ画面に向かって思わず頭を下げた。いずれも中年の仕事ざかりの男達。精悍な顔とキリっとした姿勢に、日本男児ここにありの気概をを見出した。奥さんも万一の時の覚悟をしたに違いない。仕事への誇りにみちた、久々に見た男らしい人たち。危機を迎えたとき、いつもテレビで見るヘラヘラした男達の顔が、どれほど薄っぺらに感じることか。疲れと緊張から目の下にクマをつくり、普段ならちょっと頑固で気の利かないおじさんなどと思われているかも知れない。お父さんはウザイからあっちへ行って、なんて娘から言われているかも知れない。今は後光がさして見える。奥さんや娘さんの誇りになっていることだろう。最近自衛隊を殺人集団と呼んだ大臣は今、どんな思いでいるのか。災害といえば最前線に立って危険に飛び込んでゆく人たち。阿鼻叫喚の中で、想像を絶する難しい任務をこなしている人たちに、頭が下がります。今日は渋谷の駅も閑散としていて、照明の落とされた構内は話し声も少ない。いつもこうではいけないのかしら。照明なんてこのくらいで充分。過剰な冷暖房も無くていい。アナウンスも必要最小限にしてほしい。余計なものが無くなると、こんなにもすっきりするのだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿