2012年4月6日金曜日

強烈な新入生

月例「弾く会」に突如新人参入。新人と言っても人間が新しいわけではなく、私たち同様に熟しているけれど初参加という意味だけど。しかも、そのパワーときたら物凄い。顔も体も大柄で華やかで、声も大きく・・・オペラに出演したらさぞ見栄え、聴き栄えするだろうと思われる歌姫。楽器奏者と歌の人とは根本的に違った人種と言っていい。それほど何もかも違うので、その面白さときたらもうハチャメチャ。あっという間に雰囲気が変わってなんだか今日はずっと笑って終わったような気がする。私が弾いたのはベートーヴェンの三重奏「街の歌」本来はピアノ、ヴァイオリン、チェロまたはヴァイオリンの代わりにクラリネットが演奏することもある。でも今日はチェロの代わりにヴィオラが加わって、すごく楽しい演奏になった。今日の私の出番はそれだけで後は聴き手に回る。ショパンのノクターン、シューベルトの四手連弾。とても優しい美しい曲で、一人で弾くよりも音が広がって耳にとても心地よ良い。もちろん弾き手が上手いからなので、これが下手くそ2人だったら、増幅された汚い音に苦しまされるところだった。そして初参加の歌手の登場。なんだかんだと言い訳たらたらしたけれど、歌ってみれば声量も豊か。歌には私たちは本当に学ぶことが多い。呼吸のとりかた、ニュアンスの付け方など、楽器は歌と同じようにしなければいけないのに、えてしてメカニックにこだわってそれらを忘れることが多い。今日は控えめに賛美歌を数曲歌ったけれど、次回からはどんどん慣れてきてオペラのアリアなどを聞かせてくれることを期待している。それにしても贅沢な空間をたったの6人で共有するのは、ひと月一度の楽しみ。今日の真打はショパンのチェロソナタをヴィオラようにアレンジしたものをヴィオラのFさんピアノのNさんのコンビで見事に演奏した。これは今まで聞いたあらゆるソナタの中でも類をみないほどの超難物だと思う。譜めくりをしてみて驚いた。私は楽譜を読むことには結構自信があって、スコアなどもわりと楽に縦線を捕まえることができる。オーケストラのスコアもそんなに苦労しないでよめることが多い。しかし、このショパンは今まで見たどんな曲よりも難解だと思う。今日の演奏は本当にすごかった。二人に脱帽。そのあとは毎回昼食会になる。ここでも新人パワーがすごくて、ずっと笑い続けていた。歌のひとには本当に勝てない。

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