2012年4月27日金曜日

危うい出会い

車で狭い路地から抜け出ようとしたら自転車の女性が来たので、道を譲ろうとして止まった。彼女はその狭い路地に入るから先に出るようにと手ぶりで教えるから、すっと前に出た。右側から真っ赤な車が来ているのはわかっていたけれど、まだまだ距離があるからそのまま左折しようとすると、いきなりその車はスピードを上げてきた。でも私はもう道に出ているのだから当然そのまま走って行くと、いきなり追い越しをかけてきてクラクションを激しく鳴らす。なんだ、高級車のベンツではないか。私も気が強いからそのまま突っ走る。そして赤信号で止まるとやおら後ろの車からおっさんが降りてきた。おや、ベンツに乗るにしては品のないなどと思っていたら、私の可愛いヴォルフガング・アマデウス・シルフィの窓ガラスをバンバンと叩く。「ハイ?」窓を開けると「なんで停まんねえんだよお」おや、ベンツに乗るお方がそのような口のきき方をしてはいけません。でも危険そうだったからとりあえず「すみませ-ん」「あぶねえじゃねえか。馬鹿か!」と言うから「はい、馬鹿です」と言うとそのあとおっさんはどう出ていいかわからなくなったらしく、おとなしく自分の車に帰って行った。だいたい、ここは追い越し禁止だし、高級車に乗る人がそのように「ケ○の穴」が小さくてはやくざ社会でも出世はできないだろうと気の毒になる。「はい、馬鹿です」と言った後に「あなたと同じなの」と言いたかったのはグッと我慢した。それを言っていたらぼこぼこにされそうだけど、幸いなことに目の前が警察署だから言いつけてやろうと思って警察に入って行ったら、猛スピードで逃げていった。それでもあの窓ガラスの叩き方は強くて、さぞやお手々が痛かったろうと気の毒に思う。男の人はケチなことをするものではない。まして高級車に乗ったらもう少しお行儀よくしてもらいたい。それにここは追い越し禁止。私は彼が交通違反をするのを未然に防いだのだから感謝してもらわなければ。

0 件のコメント:

コメントを投稿