2013年1月28日月曜日

そんなバカな!

帰宅してすぐにやったこと。いそいそと体重計に乗った。丸4日間ほとんど食べていない。さぞや体重が減ったにちがいない。たぶん3キロは堅い。だが、全く出かけるときと一緒だった。というより、出かけるときより増えていた。病院から帰って計ったときには前の日から3キロくらいは減っていた。たった一日で?しかし、何回計っても同じ。計った時間や食事の関係もあるかもしれないけれど、もの凄い減り方。このまま行けばダイエット大成功。しかし、帰宅時の体重はその減る前の体重と同じだった。自分の行動を振り返ってみると、食べられないことでエネルギーがなくなることを考えて、ひたすら体力の温存を心がけたこと。オーケストラのリハーサルの時間以外には楽器を弾かない。もう練習は自分の出来る最大限を家でやってきた。とにかく下手にバタバタして本番にエネルギーがなくなってはいけないから、ひたすら消耗しないように。本番での集中力に賭けよう。ホテルにいる間中部屋を暗くして横になっていた。目を休めるために本も読まない。じっとしているといつものように、すぐに眠ってしまう。この3日間でどれほど眠ったか。そして本番前の楽屋でいすに腰掛けたまま少し眠る。お弁当はほとんど食べられなかったから、エネルギー補給のジェルをチュルチュルと飲んで、いざステージに。目もよく見える。気力も十分。本当に体力を使ったのは、このステージの時だけ。それなら体重があまり変わらないのも無理はない。ただ一つ残念だったのは、この人付き合いの良い私が、お酒の好きな東北の人たちのお誘いをお断りしたこと。普段なら夜中までお付き合いしたものを。人の体の仕組みは計り知れないほど複雑で、一時的にそう変わるものではないのかもしれない。今回3日間、倒れもせずに仕事が出来たのは、猫の病気の時の習慣を見習ったから。猫は具合の悪い時、必ず食事をせずに暗いところで体を休める。おかげでリハーサルも本番も無事参加出来た。しかも、ヴァイオリンを弾いた後はお腹がすく。それでも食べられないことには変わりないのだが、どれほどヴァイオリンのおかげで健康にさせてもらっていることか。ヴァイオリンと猫が私の健康を支えてくれている。

0 件のコメント:

コメントを投稿