2013年5月24日金曜日

肉食人種

昨日エベレストに登頂成功した80歳の三浦雄一郎さんも、90歳を超えてなお世界で活躍しているピアニストの室井摩耶子さんも、共通しているのは驚異的な体力と精神力。お二人ともお肉が大好きだとか。そして高齢でも体力のいる仕事(ピアニストだってものすごい体力がいるのです)をしている人は肉食系が多い。お肉を食べてそれを消化吸収出来るだけの体力があるということ。あるいは、食べてもピアノを弾くことでしっかり消化してしまう。よく日本人は長寿でそれは日本食にあるというけれど、ただ長生きするだけなら、それは正解かもしれない。でも、私の周りで食が細くて活躍している人はあまり見たことがない。皆実に豪快にもりもり食べる。私もよく食べるがあまり活躍はしていないから、全部に当てはまるとはいえないけれど、同年齢の人に比べると、すごく元気なのは実感している。私たちのスキークラブ「雪雀連」も高齢で現役で大活躍というおそろしいメンバーが多いが、よく飲み、食べ、喋る、笑うが共通点。お正月の恒例のスキー初めは天元台なので、米沢牛がこれでもかというほど毎食出る。それをペロリと平らげて4日間肉ばかりの帰り道、ステーキ屋に寄るなんて普通考えられないでしょう。さすがに80歳を超えてやっと50歳台の人並みになった山田会長がお寿司に切り替えた。それでも朝食をたっぷりとって少し滑って麓におりてから又寿司屋で宴会。あきれたじいさんばあさんたち。
今日は月例「弾く会」にいってきます。このメンバーも只者ではなく、今日私と付き合ってくれるピアニストのOさんも時々ステーキをもりもり食べる。楽器を弾くのはおそろしく体力を使うということをしらない人は「すてきなご趣味ですね」なんて言うけれど、「趣味じゃなくて仕事だから肉体労働です」と答える。音楽家で美食家でない人はほとんどいない。いないというより、そういう人はまず音楽家には向いていない。食べること、愛すること、歌うこと、イタリア人のようだけど、これ人生の3大目的。健康のためにしょぼい食事もいいけれど、たまには肉食人になって、大らかに食べることを楽しもうではありませんか。少し寿命が縮んでも、だらだら長く生きるよりよほどまし。

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