2013年5月15日水曜日

鎌倉

ドレスを作ってくれる人を見つけたので、手始めにワンピースをお願いすることにした。型紙はもう出来上がっているから、生地を探しに鎌倉まで出かけた。暑い。風が少しあるので心地よいが、日差しはもう夏。帽子や日傘、日焼け防止の手袋など、荷物が多い。12時近く、鎌倉駅の改札口にNさんが待っていてくれて、一緒に生地探しを手伝ってもらい、その後ランチを食べることにした。鎌倉駅付近には生地のお店が多くて、品揃えも豊富。地元のNさんはお母様がご存命中は普段着からステージドレスまで、全部お母様の手作りだったので、生地屋さんには詳しい。2軒目の生地屋さんで気に入ったものを見つけたので3着分買ってしまったら、たいそう重たい。布なんて重いものだと思っていなかったので、とんだ誤算だった。こんなに重いなら預けておいて最後に取りにいけば良かったと思ったが、歩き始めてしまったので後の祭り。何時間もぶら下げて歩くことになってしまった。買い物が済んだのでランチをいただくことになった。Nさんは美味しいものを嗅ぎつける名人なので、すべてお任せでついていく。鎌倉駅から少し歩いた細い路地の奥にキビヤベーカリーというパン屋さんがあって、その2階にレストランがある。「Oui Oui」これはなんと読むのかしら。古い民家がそのままレストランになっている。地物の魚が希望だったのだが、終わってしまったというので仕方なくお肉を注文した。でも、それがすごく美味しくて、たっぷりの野菜サラダのあとチキンの焼き方はもう絶妙!パンも下のベーカリーのもので、香ばしくてカリカリした歯ごたえ、私のように野生児で歯が丈夫とくると、ふかふか柔らかいものよりもずっとずっとうれしい。すっかり満足して鎌倉散策が始まった。驚いたことに平日昼間から、どうしてこんなに人が多いのか。狭い通りなどは体を斜めにして歩かなければいけない。Nさんの立て板に水の解説つきで次々とお店の紹介があるけれど、人疲れで半分は気が散ってしまう。その上初めに買った生地がずしりと重い。少しヒールのある靴だったので足もつかれる。スニーカーを履いてこなかったのを後悔し始めたころ、甘味処の美味しい抹茶あんみつをいただいて、ほっとしたところで帰りの時間が迫ってきた。駅そばのブティックのバーゲンを覗くと、おや半額?つい手が出て、また買い物。買い物が目的で来た日は危ない。買い物モードになっているから、目についたそばから買ってしまうのだ。時間制限があったからやっとのことで買い物は収まって、満足の一日であった。

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