私がヴァイオリンを教えているKさんの結婚披露パーティーが鎌倉のガーデンハウスで盛大に行われた。お相手の新郎はアマチュアチェリストのYさん。二人は音楽教室の弦楽アンサンブルのメンバーで、一緒にアンサンブルを楽しんでいる間に、私生活もアンサンブルが上手くいったようだ。Kさんは初めて会った時には、すべてがスピーディーで、ヴァイオリンの弾き方はすべて超特急。弓の使い方も音符を弾きとばすのも、ロケットなみ。とにかく落ち着いてもらうのに一年くらいかかった。でも、元々頭も性格もいいので素直に直してくれて、今ではようやく落ち着いてきた・・・と思ったが、それはどうやら私の指導のせいだけではなく、ははーん、彼とお付き合いが上手くいったからではないかと、やっと気がついた。現在仕事は韓国との交渉をしている営業畑らしく、おそろしく忙しい。年中韓国と日本をいったり来たり。レッスンを受ける時間もままならない。それでも息せき切って通ってきてくれる。披露宴が終われば一段落、ヴァイオリンに専念出来る時間も少しは増えるかしら。音楽教室の生徒は社会人が多く、たいてい働き盛りの年齢だから、レッスンに通う時間もままならない人が多い。それでもやめないで来てくれるのがうれしい。
Kさんは意欲的でそんなに忙しい仕事でも大曲に挑戦。今年秋の発表会にはブルッフの協奏曲を弾く。夫君のYさんもアンサンブルに参加し初めの頃に比べて、ぐんぐん上手くなっている。二人で同じ目的を持って共に人生を歩める夫婦はそうざらにはない。喧嘩をしてもアンサンブルのときにはしっかりと合わせてほしい。今日はアンサンブルのメンバーが披露宴で演奏をした。私も楽器は持っていったが出る幕はなかった。本当にみんな上手くなったなあ。とにかくアンサンブルの取り持つ縁で結婚するカップルが生まれたということは、2匹目の泥鰌もありうるということなので、また披露宴に参加するチャンスがあるかも。最近出席するのは葬式ばかり。華やかな披露宴に久しぶりで参加できて、若さを吸収させてもらってきた。しかし、生徒のお子さんの5才児に懐かれて遊ばれて少しつかれた。ちょっと若すぎた。
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