2013年6月19日水曜日

ナメクジ考

やっと梅雨らしくなって、梅雨入り宣言後中々雨が降らないで肩身の狭い思いをしていた気象庁の予報官たちもほっとしているにちがいない。今日は夕方から大雨大風の注意報が出ていたのに、穏やかな夕方になってしまった。朝出かけるときは雨が降っていないのに長いレインシューズを履いている人をかなりの人数見かけた。予報が外れて天気予報を真に受けたことを後悔していると思う。ムシムシするのにゴム長では、足が蒸れて今頃いやな思いをしているかもしれない。この季節は植物の成育や貯水などに必要な時期なのに、なぜこんなに鬱陶しいのか。洗濯物は乾かない。カビがはえる。頭が重い。それでも紫陽花の群生や瑞々しい植物たちを見ると風情があっていいなあと思う。ジメジメしたところによくいるのは、カタツムリとナメクジ。これが同じ種類のものとは今まで知らなかった。ナメクジが殻をつけたのがカタツムリなのか、それともカタツムリが殻を脱いだのがナメクジなのかどちらかというと、カタツムリが殻を脱いでナメクジになったのだそうだ。だから彼らは同じ種族であるらしい。どちらでもいいや、どちらも気持ち悪いという声が聞こえてきそうだけど、同じ種族が、片や殻をとりさって自由に動き回れることを選び、片や硬いものに隠れて保身するようになったことの別れ道って一体どこにあったのだろうかと考えると面白い。さしずめ私ならナメクジ人生を選択する。軽々(?)と動き回れるけれど、鳥や小動物に見つかったらひとたまりもない。面白半分に塩をふりかけられる。それこそ、身の縮む思い。対してカタツムリ派はゆっくりでも確実に身を守れる。さてどちらが賢いのでしょう。

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