2013年6月24日月曜日

えろいんぴつ

世界一狭い川(海の間違い)という10日ほど前の投稿で、潮干狩りを匕オシガリと書き間違えたことについて、江戸っ子ですねえとのコメントをいただいた。私は神奈川県っ子なのだが、母親は神田ではないが東京生まれ。東京弁といえるような言葉を使っていた。今の標準語とも少し違う。例えば「あそこの」は「あすこの」、「水が漏る」は「水がむる」とか。もう少しあったけどもう忘れてしまい、落語なんぞを聞くと、時々ああ、母親と同じと思う。「し」と「ひ」の区別が出来ないのはステージマネージャーだったSさん。仕事に行くと「ねえSちゃん、今日のしかえひつ(控え室)はどこ?」などと訊いてからかったものだった。私のスキーの先生も重症の取り違え派。「皆さんのしざは・・・」などと言うから何のことかと思うと膝だった。空っとぼけて「先生、私の体にはしざがないのですが、どこのことでしょうか?」と言うと青筋たてて怒るのが面白くて、何回もしつこく繰り返した。そのうちに気がつくと先生は必死で(しっひではない)言い間違えないようにするようになったのでつまらなくなった。北関東のどこかの都市では「え」と「い」が逆になるところがあるらしい。だから「いろえんぴつ」は「えろいんぴつ」になるそうで、なんだかそれだけ聞くとすごい感じになる。「エロ淫泌」なんて字をあてはめると字面からしていかにも淫靡な。燕尾服は「淫靡服」となる。はい、ここまで。これ以上下品になるとお里が知れてしまう。お里は神奈川だから「・・・じゃん」と言うのは私たちの子供の頃使っていたのが、いつの間にか全国的になってしまった。東京から引っ越してきた同級生のお母さんがその娘に「・・・じゃんなんて下品な言葉を言ってはいけません」と言うのを聞いて、ちょっとショックを受けたことを思い出す。今は「じぇじぇ」がはやっているようだけど。

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