立ち上げの時から関わってきた西湘フィルには、最近とんとご無沙汰だった。初代団長の小田部ひろのさんがガンで若くして亡くなってしまってがっかりしたことと、練習日の日曜日には東名高速がひどく混むのと、土日に比較的仕事が集中するのと、色々理由はある。今日も帰り道は渋滞で3時間近くかかってしまった。久しぶりに顔を出すと、みなさん笑顔で迎えてくれる。やはり懐かしい。以前はトレーナーとして通っていたけれど、前述の理由によりトレーナーはやめて、コンサートの時だけお手伝いすることにした。6月30日に秦野市文化会舘で第2回目の定期演奏会が開催されます。すでに何回も定期公演はあったのに、途中で色々内部事情があって分裂してしまったので、新生の西湘フィルとしては2回目。なかなかメンバーが増えないのは悩みだが、同じメンバーがずっとやめないでいてくれるのがうれしい。アマチュアオーケストラはこの地域にもいくつかあって、それぞれの活動をしているらしいが、これを一まとめにすればメンバーも充実するのにとは部外者の考え。色々なテリトリーがあって、一まとめにはなりそうもない。ましてや、分裂したとあっては、まとめることは不可能かもしれない。せっかく作り上げたハーモニーを捨てるなんていかにも惜しい。それを惜しいと思わない輩がいるのだからしかたがない。オケの音色は作り上げるのに時間がかかる。我慢に我慢して練習を重ね、独自の響きを手に入れるには長い年月を要する。趣味のうちでも最もお金も労力も使うものだから、よほど好きな人でないとやっていけない。
今日はべートーヴェン「交響曲1番」とチャイコフスキーの「ロメオとジュリエット」の分奏に参加した。本当は来週の全曲練習に参加予定だったのが、来週の日曜日には小豆島でのコンサートに行くことになってしまったために急遽今日に変更した。分奏となるとほんの少人数なのでひとり々の音がもろ聞こえてしまうので、色々問題が噴出、あわなくなる原因はほとんどの場合、無駄な力を入れることから発生する。べートーヴェンの1番などは楽譜の見た目は簡単で易しそうに見えるけど、こういうのが曲者で、単純なほど難しい。どの音も一つとして無駄が無いから、音一つ疎かにすることも出来ない。それで簡単なものは難しいというパラドックスが成り立つ。その最たるものがモーツアルトで、絶対にどの音もミスは許されないから、世界中の音楽家の多くが一番好きで一番苦手なのはモーツアルトなのだ。このオーケストラでの私のパートはヴィオラで、なんと!チェロが8人もいるのにヴィオラは4人しかいないそうだ。こんなに差があってはバランスがとれない。どなたか志のある方はヴィオラを持って馳せ参じてください。いやもう、座っていてくれるだけでもうれしいです(これはうそ。弾かなきゃ輪ゴム飛ばしてやる)このあと数回練習があるので、経験者なら本番30日までには間に合います。たぶん西湘フィルのホームページ
http://orchestra.musicinfo.co.jp/~seisho/で申し込めると思いますので、ぜひぜひご参加お待ちしています。
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