2010年12月15日水曜日

ロンドンアンサンブル

モーツァルト    フルート協奏曲2番第一楽章
シューマン     幻想小曲集    作品88  (ピアノトリオ)
ショパン       序奏と華麗なるポロネーズ 作品3  (チェロ ピアノ)
作曲者不明     尺八 古典本曲
ショパン       夜想曲 嬰ハ短調  遺作  (ヴァイオリン)
パガニーニ     ラ・カンパネラ (ヴァイオリン)
イギリス民謡    スカボロフェア
ヴィラ ロボス    ブラジル風バッハ第5番より 「アリア」
プロコフィエフ    バレー組曲「ロメオとジュリエット」より抜粋

リチャード・スタッグ(フルート)
松村 美智子(ピアノ)
タマーシュ・アンドラーシュ(ヴァイオリン)
トーマス・キャロル(チェロ)

旧東京音楽学校 奏楽堂

毎年この時期に来日するアンサンブル。毎回チケットを予約するのに、どうしたことか、行かれなくなってしまう。ある年は熱を出し、ある年は仕事がはいり、今年やっと聴くことが出来た。非常にすばらしいアンサンブルで、一人一人が名手であるにも拘わらず、というか、だからこそというべきか、調和をこわさない。まるでおしゃれな会話を聞いているような、今まで聞いたグループの中でも突出した見事なアンサンブルだった。会場で会った知人と一緒に帰りの電車に乗って話をしていたら、なんと、あのフェリックス・アーヨの演奏を最近聴いたそうだ。初めアーヨの名を聞いてしばらく理解できなかった。もうとっくにお隠れになったと思っていたから。私が中学生のころ、横浜県立音楽堂で聴いたことがある。それからもう何年経つのか。しかしまだまだ素晴らしいそうで、大変驚いた。私が聴いたときはすでに世界的な名手だったから、相当年上だと思っていたけれど、18歳で「イ・ムジチ」を創立したという。それでは、私が聴いた当時もまだ若かったのか。でも、ステージの上にいる人は雲の上の人だから、そんなに若いとは思えない。まして、こちらは中学生。そのときの「ローマ合奏団」の演奏を聴いて弦楽アンサンブルに憧れ、夢を実現できた。あの演奏を聴かなかったら、今の私はないかもしれない。

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