2010年12月19日日曜日

忘年コンサート

毎年12月のこの時期に、スキー仲間の雪雀連の忘年会コンサートが開かれる。会長の山田さんが調律士である関係で、舞台関係の仲間が多い。映画や著述業界などの人が多い。勿論音楽、舞台関係も。今年のコンサートは世代交代が著しく、まず司会をつとめたのが山田さんの愛孫の翔君。2代目会長にしてはまだ歳が若すぎるけれど、堂々たる司会ぶりに場内に感嘆の声があがる。演奏者もANAのパイロットの一家、両親から子供4人が次々に出演して喝采を浴びた。私とコントラバス奏者の本間さん、朝の電話で、今日は楽器を持っていくかどうか打ち合わせをする。結局持っていこうということになって、私はヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、楽譜、譜面台など車に積み込んででかけた。出演者が多ければ弾かないつもりで。コンサートが進んでいくうちに、ヴァイオリンを弾くはずのお嬢さんが、バレエのお稽古が遅れて間に合わなくなってしまった。それで急遽私の出番。葉加瀬太郎のなんじゃらいう曲を弾く羽目になった。ところが楽譜をわたされてみると、コピーが薄くて音符が見えない。それに加えて老眼。ま、いいさ。こういうのはお手の物だから、いつものいい加減さでやっつけ仕事。そのあと子供たちを押しのけて、おばさん、おじさんが合奏を始め、興に乗ってくるとやめなくなるのはカラオケと同じ。オペラのアリア、ピアノトリオ、あげくに踊りだす人もいた。クリスマスソングでお開き。偉大なるマンネリの行事だが、毎年ここでしか会えない人もいるから、大切な一年の締めくくりとなる。

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