2010年12月10日金曜日

IHヒーター

やかんをいくつ焦がしたことか。かけたことを忘れて他のことをしているうちに、真っ黒こげになっていることがしばしばあった。紅茶のティーバッグをカップに入れて忘れ、真っ黒な紅茶ができあがったり、なにかひとつのことに夢中になると、ほかのことは忘れてしまう。安全の面でも今にとんでもないことになるといけないので、ガスヒーターからIHヒーターにかえることにした。変えたからと言って安全とは言いかねるけれど、少なくとも何分かすれば切れてくれるそうだから、多少安心感はある。でも、こうして安全を器具に頼ってばかりいる生活は、人から危機管理の感覚を無くさせていくに違いない。車の安全装置についても、最近は、車がコンピュータ制御で勝手にブレーキをかけてくれるようなものも出るらしいけれど、なにか恐ろしい気がする。いつもそういう車に乗っている人が、装置のない車にたまたま乗るようなころがあるとしたら、どうなるのかな。たまたま装置が故障したらどうなるのかな。この頃、子供が怪我をする遊具の一位はブランコだそうで、よく事故がおきるとその遊具を取り除いてしまう公園も多いと聞く。そのうちどこの公園からもブランコが姿を消してしまわないか、その代わり全く安全な動かないブランコがおいてあったりして、なんだか寒気がする。大体人が成長するときに、いくらかは怪我をしながら学んでいくものなのに、そうしないで育った子供はいつか大怪我をしないだろうか。自分は安全にとヒーターを変えて言うのは変だけど、年は十分とったからお許しを。火事は近所迷惑ですから。

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