2010年12月21日火曜日

環八を走っていると

今日は師走というのに環八の荻窪方面はすいていた。最近まで環八はすいていた、ためしがなかった。混雑の原因だった踏み切りが立体になったとはいえ、この空きかたはどうしたものか。それほど不景気なのか。すぐそこへ、考えがいってしまう。就職できない若者が大勢いて、不安をかかえて寒空に走り回っているかと思うと、かわいそうでたまらない。それほど仕事がないものなのかしら。会社に就職するだけが仕事ではないといわれても、いったいどうやって仕事が見つかるのか、見当も付かないに違いない。今、日本中に休耕地が沢山あって、そこは利用できないものなのか。体力と知力があれば、農業も悪くない。手入れの行き届かない森もいっぱいある。林業も悪くない。この情報時代にコンピュータで仕事も出来る。いろいろ考えれば、職業は多種多様。むしろ会社なんか(失礼)にいないほうが面白い人生が送れそうな気がするけど。やはり、会社に入らないと世間の目が冷たい?私の母は最後まで私の職業を認めようとしなかった。「今日は遊び?仕事?」いつもそう聞かれたっけ。今日練馬に行ったのは遊び。ピアニストとベートーヴェンを弾いて遊ぶ日。しかし、朝目が覚めると、どんよりと体が重い。珍しく寝起きが悪い。約束をキャンセルしようかとも思ったけれど、行って弾けば元気になるさ、と思って出かけた。具合が悪くても運転は苦にならない。でも、いつもより慎重に走る。今日はベートーヴェンの8番のソナタ。スプリングやクロイツェルの間に挟まれて目立たないが、これが大変明るくて素敵な曲。何回かあわせて、まあまあ妥協できるかと言うところで練習をやめて、10番を初見で弾いてみようとはじめたとたん、胸にキューっと痛みが来た。あらあら狭心症の発作だわ。実は元気なわりには意外と大病をやっている。だから、時々発作が起きる。「お水を頂戴」と言ってコップに二杯、ゴクゴクと飲み干すと痛みは消えた。いつもこんな感じで心臓をなだめている。今日は皆既月食の日だから、天体が体に及ぼす影響が作用しているかもしれない。

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