2014年1月18日土曜日

ピアノ調律その2「山田会長のプロフィールその1」

調律についての面白い話に至るまでは、山田さんの人となりを呼んで頂くとより興味が膨らむと思いますので、その辺から始めます。
2012年津田ホールのカフェにてのインタヴューから纏めさせて頂きます。インタヴュアーは佐々木直子さんです。
プロローグはそのまま抜粋します。

『ピアノ調律師山田宏さん』

山田宏さんは1931年生まれの81才で、現役のピアノ調律師である。待ち合わせの場所に現れた山田さんは品の良い黒いスーツに身を包んでいた。服装にある種のこだわりをもたれていることは一目でわかるが、その気遣いに主張がない。脚光を浴びることを望むのではなく、裏方としての仕事を極められてきたことを感じさせらるお姿だ。そしてなによりお元気である。その証拠に山田さんがカフェで注文したのはコーヒーだ。(この部分ねこたまには理解不能。なぜコーヒーだと元気?)

山田さんは2012年に日経新聞の文化欄に特集されたのだが、そのきっかけとなったのが、山田さんが受賞したニッセイバックステージ賞だ。まず賞の選考のために用意したというファイルを見せてくださった。そのファイルには山田さんの推薦状、今までに特集された記事など、山田さんの実績を語る者がたくさん詰まっていた。
そのなかでとりわけ目を引いたのが雪山を滑るスキーヤーの写真。もちろんそのスキーヤーは山田さんだが、20年前ではない。なんと3年前のお姿だ。高校のとき始められたスキーが趣味で、夏にスキーをするために南半球の国に行ってしまうほどスキーが好きなのだという。スキーが元気の素だと笑顔で話してくれる山田さん。80歳を過ぎてなお一流のお仕事をし続けるその秘訣は何なのか。まずは現在のお仕事からお聞きすることにした。

nekotamaのつぶやき
2012年は2年前、その時スキーを滑ることに驚いているようだが、それで驚いているようではまだわかっていない。
去年暮れ、今年正月と志賀高原でご一緒したけれど、1月の3日、私が遅れて午後志賀に到着したらもう姿形もなく、夕方ニコニコして帰ってみえた。
「いやあ、あんまり天気がいいので焼額まで行ってきたよ。滑った滑った」と大満足の体。
ホテルは石ノ湯。あの広い志賀高原を横断してしまったらしい。

これがまず前置き。これから調律という表には出ないけれど、演奏家を陰で支える重要な仕事に迫ってみたいと思う。
これから長くなりますが、お付き合いの程をよろしくお願いします。










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