2010年5月22日土曜日
蜃気楼のニュース
富山で蜃気楼が現れたとのニュース。今まで富山はずいぶん行ったけれど、蜃気楼にはとんとお目にかかれなかった。あるときなどは、魚津に現地の友人に連れて行ってもらったけれど、一日違いで見られず悔しい思いをした。帰りの飛行機が羽田に着いて、携帯の待ちうけメールを開けた途端、蜃気楼が出ましたとのこと。うなってしまった。いつも、とても運が良く、アラスカのオーロラなども、たった1日居ただけで見えたり、なんとなく晴れ女だったりするのに、その日はだめでした。行いが悪かった? 富山といえば、結構長期滞在で仕事をすることが多かった。ある時、仕事が終わって、仲間と其処かへ飲みに行こうということになり、ふと思いついたのが以前行ったことのある飲み屋。駅前の一角に古い映画館があり、その並びに居酒屋が軒を連ねている。ずいぶん前に行ったので、果たして場所がわかるかしら、それに今でもあるかしらと、危惧しながら歩いてみると、なんのことなく見つかった。やれやれ、座ってあたりを見回していると、「お客さん、前に来たことあるよね」と、ご主人から声をかけられた。「あら、覚えていてくれたの。お久しぶりです」「そう、あれは7年前だったよね。あの時は其処じゃなくて、こっちのカウンターに座ったよね。一緒に来たのは別の人とだったね」 腰を抜かしそうに驚いた。たった1回、いや、実は2回。昼ごはんを食べにはいったら、ヒラメを水槽から出して、さばいて刺身定食。ヒラメのアラと骨の味噌汁。シンプルだけど、とびきり美味しく、又夜来るからと言って、その晩も飲みに行った。それっきり、その後一度もいってないのに、よく、覚えていたものだ。どうやって覚えていられるのか、知りたい。聞いても笑って応えなかったけれど。
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