2010年5月26日水曜日
名誉教授
次兄の夢を見た。年もいってるし腎臓にガンはあるし、これは吉か凶かと一瞬考えた。なぜ、見たのか?しばらく考えた末、ああそうか。眠る直前に週刊誌を読んでいたんだっけ。土屋賢二さんの「ツチヤの口車」ユーモアたっぷりのエッセイは私のお気に入り。毎週楽しみにしている。彼が大学の名誉教授になったという。名誉教授とは、教授と違って給料も研究室も無く、授業もできないそうなのだ。その後の笑えるフレーズは、果たして著作権上、引用していいものかどうか分からないので控えるが、笑いたければ買うか私に貸してほしいと訴えてください。話しがそれたけれど、次兄が某大学の名誉教授で、偉いものだと思っていたけれど、無収入だったのかあ。チラッと考えたせいだと思う。それで夢に出てきたのね。次兄は子供の時から学問の道に進むしかないと、誰の目からもそう思える程の学問好き。一緒に遊んでいても突然地面にしゃがみこんで、敷石の上で計算を始める変わり者だった。恐ろしく無口なところは私と同じ。字がちょっと違う(六口)私はこちらの方です。40歳くらいで教授になったから、そうとう悪いことをしたに違いない。この前の投稿の鳩山さん。身なりに構わないと言ったが、兄はそれ以上。「その格好で電車に乗ってきたの」 思わず聞くくらいヒドイ身なりで来る。山下清という放浪の画家みたい。さすがにランニングシャツではないが、短パンにサンダルをつっかけて平気で電車に乗るなんざあ、ピアノも弾くお洒落な土屋先生とは大違い。だれが見ても大学の先生とは見えない。私がヴァイオリニストとは見えないように。世の中、見てくれの世界だから損していると思うが、それで、逆にあまり雑音の入らない研究生活ができるのかもしれない。
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